うちのリビングで使っていたエアコン、今シーズン最初に電源を入れたとき・・・先月末頃だったかな・・・そこから出てくる空気のカビ臭さに参った。このエアコン、使い始めてゆうに10年を超え、15年に迫ろうかというモノ。カビ臭さだけならクリーニングするという方法もあるんだろうけど、すでに吹き出し口のフラップが故障して、風の向きが自動調整できないブツだったので、電気代のことも考えて、思いきって交換することにした。
機種の選定にあたって考慮したのが、まず自動フィルター清掃機能と省エネ性能★★★★★=五つ星の製品であること、この2点。まぁ、この2点だけに該当する機種はたくさんあるんだけど、★★★★★は最上位機種に限られる傾向にある。最上機種だと、2.8kwの出力のモデルで20万円前後・・・・。いりいろとテキトーに検討した結果、たまたまバーゲンプライスで購入できそうだったダイキンのAN28JRS-Hに決めた。地味なメーカーだけど、エアコン専業メーカーとしてしっかりとした商品を作っているイメージがあること、「うるるとさらら」のネーミングで宣伝している独自の加湿機能があることもポイントだった。いまあるエアコンの撤去とリサイクル、標準取り付け工事費も込みで16万円くらい+3万円分くらいのポイント付き。最上位機種でこの値段だったらナットクでしょ。
で、取り付け工事に来て梱包から解かれた室内機・室外機を見て驚いた。これまで使っていたエアコンよりもはるかに巨大だ。店頭でみるとそれほどではないと思っていたんだけど、自分に家の中でみる従来品の1.5倍くらいデカイ! はー、これホントに収まるのかな・・・と思ったほどなのだが、工事のオジサンは難なく工事をしてくれた。取り外しの工事が30分、取り付けの工事は2時間半もかかったけど、やっぱ新しいエアコンはいい!まず空気がきれい、カビ臭くない(当たり前だ!)。それに静か。たぶんパワフル。たぶん電気代も半分くらいになるハズ。8年くらいで製品代の元が取れると予想している。
さて、このエアコンのでかさ、やっぱりそれなりの理由があるんだろうと思う。まず、室内機は、クリーニング機構が入っているので小さくなるわけがない。室外機は、省エネ度を高め、熱交換を効果的に行うためにはそれだけ大きなフィンのの面積が必要となり、必然的に大きくなるのだろう。電子部品なら小型化することによって集積度が高まり、性能も向上するのだが、エアコンなどのようなメカニカルな製品の場合、小型化は性能の低下につながりかねない。小型を売り物にしているエアコンメーカーもあるけれど、それはどこかを犠牲にしていると思って、疑った方がいいのだと思う。