2009年06月20日

トゥルコヴィッチ&都響@東京文化会館

6月19日は、都響の定期演奏会。以前は、都響の上野定期は空席が目立ったものだが、最近はかなりの聴衆が入っていることが多く、昨日も8割強〜9割近くの入り。選曲も地味目だし、指揮者のボッセが体調不良でキャンセルしたにもかかわらず、当日券売り場はかなりの客が並んでいたのはナゼ? でも、結果的にはスバラシイ演奏会になったんだなー、これが。

指揮:ミラン・トゥルコヴィッチ
ピアノ:アンティ・シーララ

ハイドン:交響曲第13番 ニ長調 Hob.I.13
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466
ハイドン:交響曲第103番「太鼓連打」 変ホ長調 Hob.I.103

なに、この歯切れの良い疾走感、そして音楽に生命を与える絶妙なアーティキュレーション、最初の交響曲第13番からしてスバラシイ!弦楽器は8+6+4+3+2という小編成を生かした機動性のよさ、見通しの良い透明感、そして適度な筋肉質を感じさせる音の膨らみ、どれもこれもサイコーのアンサンブル! 弦楽器を12+10+8+5+3(だったかな?)に拡大した103番は、13番をさらに上回る名演奏。トゥルコヴィッチの最大の美点は、躍動する生命感!この一言に尽きる!ハイドンの音楽に、新たな生命が与えられた瞬間デスよ。

個人的には、ハイドンの音楽とマトモに対峙した経験がない。コンサートでも、ハイドンが採り上げられることは少ないけど、今年はハイドン・イヤーということで、2月のNJPはブリュッヘンとともにハイドン・プログラムの特集を組んで、高い評価を得たのは記憶に新しい。ワタシはそのうち、定期演奏会の「天地創造」を聴いただけだが、いま改めて思うと、ハイドンってこんなに面白いんだったら、ブリュッヘン&NJPはぜ〜んぶ聴いておくんだったなぁ・・・と後悔している。

こんな名演奏の中で、唯一ザンネンだったのが、シーララのピアノ。ナンですか?あのデリカシーのないピアノの音はっ!音色にはつやつやとした輝きもなく、小編成のオケとのバランスを考えない音量をたたき出すし、第一、ピアノに歌心がない。ピアノ協奏曲で、ここまでヒドイ演奏に出会ったのは久しぶり。この部分だけ、記憶から消すことにしたいですっ。

posted by のら at 11:17| Comment(0) | TrackBack(0) | orchestra-TMSO
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