2009年03月23日

インバル&都響の「ダフニスとクロエ」@サントリーホール

この季節にサントリーホールに行くと、桜並木の様子が気になる。アークヒルズ脇の桜の木は、場所にもよるけど一分咲きから二分咲きといったところ。たぶん、予報どおり今週末あたりが桜の見ごろになりそう。そして今月は、都響のプリンシパル・コンダクターのエリアフ・インバルの登場する定期演奏会とあって、チケットは完売。会場のサントリーホールは満員となった。

指揮:エリアフ・インバル
ピアノ:横山幸雄
合唱:晋友会合唱団

ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
ラヴェル:バレエ音楽『ダフニスとクロエ』 全曲

まずはラヴェルのピアノ・コンチェルト。インバルの指示は、テンポ速めでこの曲の独特のリズム感を強調し、横山のピアノとともに明晰であると同時にスピード感のある第一楽章でスタート。物思いにふけるようにロマンチックな第二楽章も、感情移入は控えめにして、楽譜そのものに音楽を語らせる。余談だが、この楽章のピアノのトリルは、昨日の晴海で見たガラスを伝う雨だれを思い出した。そして、スピード感ある第三楽章。ただ、オーケストラの音色には、もうひとキラメキが欲しい気がしたが。

圧巻だったのは、「ダフニスとクロエ」全曲。これは文句なし!昨年のマーラー交響曲8番も凄かったが、それに勝るとも劣らない演奏レベルだ。マーラーチクルスで全盛期のインバルを思い起こすようなオーケストラ・ドライヴで、一糸乱れぬアンサンブルを繰り広げる壮大な音絵巻。ややラヴェル的な空気感が希薄になって、なんとなくストラヴィンスキーを聴いているような感じになったが、気のせいか?でも、このテンションの高さは、まさにインバルならではの演奏である。都響の大熱演に拍手!!!願わくば、この演奏で「ダフニスとクロエ」のバレエの実演を見たいものだ。

posted by のら at 23:23| Comment(0) | TrackBack(0) | orchestra-TMSO
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