2008年03月08日

星砂の浜 ビーチコーミングとシュノーケリング

3月5日=島学校最終日の午前中は、西表島で最も有名なシュノーケリングのポイントである星砂の浜のビーチコーミングだ。浜に打ち上げられるさまざまなものを観察するプログラムである。朝から気温が低く、北風が強かったため、まずはイルマーレウナリザキのダイビングショップでレクチャーを受ける。まずは西表島の位置について。

西表島は、私が住んでいた東京から2000kmの距離にある。また鹿児島からは1,000kmだが、フィリピンからは900km。また沖縄本島からは500kmだが、中国からは450km。さらに台湾からは200kmの近さだ。西表は、日本よりも外国から近いところにある、国境に近い島なのだ。そして黒潮の流れに乗ってさまざまなものが漂着すると考えられる。

そして、車で星砂の浜に移動し、そこでビーチに漂着したと思われるるものを拾って、「楽しいもの」と「楽しくないもの」に分類する。この浜は、前日にボランティアが清掃した後とのことで、その後一日も経過していないところでビーチコーミングをしたんだけど、いろいろなものが落ちている。椰子の実、珊瑚の欠片、中国の米の空き袋、中国のペットボトルと菓子の袋、フィリピン製の醤油の袋、タイあたりのものと思われる文字が書かれたペットボトルのラベル、漁業用の浮き玉数個と発泡スチロール、ガラス製のビンなどなど・・・ちょっとした時間だったんだけど、かなりのサンプルが集まった。集まったサンプルを見ても、これは「楽しくないもの」が多い。特にプラスチック系のゴミが多いのは困ったことだ。

0305gomi

その後、レストラン星砂の浜に移動し、ゴミのことを一緒に考えることになった。この海岸に打ち上げられたゴミ、これを処分するには多額の費用がかかる。西表では処分できないため石垣島への運搬だけで70万円くらい、それに処理費用が1tのゴミの袋ごとに1万円ほどかかるとのこと。しかし、このゴミを処分する責任者は、法律的には決まっていないため、どうすることもできないのが現状らしい。ゴミを集めるのはボランティアで出来るとしても、それを処分するための施設もなく、また多額の費用がかかるためボランティアの域を超えてしまう。さきほどのビーチコーミングで集めたゴミも、あえてその場に置いてきたのだが、そういうわけだったのだ。竹富町もがんばっているが、財政的にも処分場の問題でも困難。どこかで行き詰ってしまうのだ。

この現状を打開するため、国を動かして全国で環境調査を行っているとのこと。海岸に打ち上げられるゴミを調査し、そのゴミの種類、生産国、そして処分に必要な経費などの調査を行い、今後の海岸でのゴミ処分のあり方を探っていくことになっているらしい。島での家庭ごみの処分のあり方とあわせて、なかなか解決が難しい問題だけど、西表のかけがえのない自然を守っていくために何が出来るのかを考えさせられる。

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昼食は、レストラン星の砂で、ソーメンチャンプル。その後、この北風吹きすさぶ寒さの中をウェットスーツに着替えてシュノーケリングだ。何回か自己流でシュノーケリングはやったことはあるけど、シュノーケルの水抜きの仕方などをきちんと習ったことはない。そういったことも含めて、ダイビングショップ・ウナリザキの大島さんが基本的なことから指導してくれたのはありがたかった。

ウェットスーツは、着慣れないので最初は苦しかったが、慣れるとそれほどでもない。海に入ると水がしみこんできて最初は冷たいけど、その水は体温で暖められて今度は体を保温してくれる。それにスーツそのものに浮力があるので、おぼれる心配はほとんどない。潮が引いた星砂の浜は浅くて、珊瑚で体を傷つける心配もあるけど、ウェットスーツを着ていればそういう心配もいらなくなる。大島さんは、シュノーケリングでもウェットスーツは絶対に必要と力説していた。

ここは安全なシュノーケリングポイントとして有名だけど、その中でもさまざまな魚に出会える。大きなものではカマスやウミヘビ、小さなものではコバルトスズメダイなどなど。それに生きている「星の砂」=サンゴの一種であるバキュロジプシナが藻の合間で漂っている姿も観察できる。かなり寒かったので午後15時過ぎには上がってしまったけど、こんなに間近で解説してもらいながらシュノーケリングをしたのは初めて。残念だったのは、水中用のPentax WPiを持参しなかったこと。持ってくればよかった〜。

posted by のら at 15:22| Comment(0) | TrackBack(1) | Trip-Okinawa
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Tracked: 2008-03-29 18:05