2010年03月04日

アダン「ジゼル」@グルジア・バレエ

3月3日、ニーナ・アナニアシヴィリが率いるグルジア・バレエの東京公演が始まった。東京文化会館は、空席が目立ち、7割ギリギリという感じの入り。ちょっと寂しい感じだったが、上演内容と会場の盛り上がりは、そんな空席の多さを感じさせないものだった。

まず、ニーナが演じるジゼル、心臓に病を持ちながらもアルブレヒトに恋し、そしてアルブレヒトに婚約者がいることを知って錯乱し、そして死んでしまう役柄である。・・・・・えーと、すいません。ワタシ、こういう感情過多の人って、どうも苦手。なんで死んじゃうのって感じで、ぜんぜん必然性を感じない。結局、ただの心臓発作だったら、唐突過ぎるストーリーだし。

それにウヴァーロフが演じるアルブレヒトだって、婚約者がいながらジゼルに近づくのはナゼ? どーして? バチルドの何が不満だったの? そんな人間模様のアヤがぜんぜん見えてこない。無駄にカッコイイけど、人間的にはダメダメなアルブレヒト・・・・。いやー、このバレエの中で主人公2人とも共感できないし、理解できない。そんなワケでこの演目は、避けているんだけど、今回はニーナが演じる最後のジゼルになるかもしれないとのこと。これは見に行かんとイカン。

で、どうだったかというと、やっぱニーナの表現力に脱帽ですYO。ちょっとふっくらした体型になったかなぁ・・・とも思うけど、動きは軽やかで、回転系のワザも軸が全然ぶれない。安定感抜群! 特に感心したのは腕のしなやかな動き、そこから生み出されるマイムの豊かな表現力。いやー、これを見るだけでも、来た価値があったというものデス。ウヴァーロフも、とてもよかった。カーテンコールでは、アナニアシヴィリ&ウヴァーロフへの惜しみない拍手が贈られていた。

コールドは、キレイに揃った感すくない、・・・・・とってもおおらかな群舞です。第2幕はそれなりにキレイに舞っていましたけど、第1幕はチト、・・・・。オケは、相変わらずのニュアンスに乏しい演奏で、ガッカリ感・・・というかヤッパリ感がただよう大味な演奏。こんな感じで「ロミオとジュリエット」を演奏するのは勘弁してほしいなぁ。

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≪ジ ゼ ル≫  全 2 幕 
2010年3月3日(水) 19:00〜21:15  

音楽 : アドルフ・アダン
台本 : テオフィル・ゴーチエ,
ジュール=アンリ・ヴェルノワ・ド・サン=ジョルジュ
振付 : ジャン・コラーリ,ジュール・ペロー,
   マリウス・プティパ
振付改訂 : アレクセイ・ファジェーチェフ
改訂振付補佐 : タチヤーナ・ラストルグーエワ
装置・衣裳 : ヴャチェスラフ・オークネフ
照明 : パウル・ヴィダル・サーヴァラング
指揮 : ダヴィド・ムケリア
管弦楽 : 東京ニューシティ管弦楽団

<出  演>
ジゼル : ニーナ・アナニアシヴィリ
アルブレヒト : アンドレイ・ウヴァーロフ
ベルタ(ジゼルの母) : ニーノ・オチアウーリ
アルブレヒトの友人 : ユーリー・ソローキン
公爵(バチルドの父) : パータ・チヒクヴィシヴィリ
バチルド(アルブレヒトの婚約者) : マイア・アルパイーゼ
ハンス(森番) : イラクリ・バフターゼ
ジゼルの友人 : アンナ・ムラデーリ,ニーノ・ゴグア
   ナティア・ブントゥーリ,エカテリーナ・スルマーワ
   ニーノ・アルブタシヴィリ,エカテリーナ・シャヴリアシヴィリ
パ・ド・シス : テオーナ・アホバーゼ,ニーノ・マハシヴィリ
   ラーナ・ムゲブリシヴィリ,ニーノ・マティアシヴィリ
   ワシル・アフメテリ,オタール・ヘラシヴィリ
メルガリエフ・ヤッサウイ
ミルタ(ウィリの女王) : ラリ・カンデラキ
ウィリたち : エカテリーナ・スルマーワ,アンナ・ムラデーリ

【上演時間】 約2時間15分 【終演予定】 21:15  
第1幕 50分 − 休憩 20分 − 第2幕 55分 

当日、キャストの変更・追加がありました。
<追加>パ・ド・シスでのソロ:ヤサウイ・メルガリーエフ・
<変更>ウィリたち:ニーノ・ゴグア⇒エカテリーナ・スルマーワ
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2010年03月07日

プロコフィエフ「ロミオとジュリエット」@グルジア・バレエ

3月5日(金)の東京分会会館、グルジ・バレエの東京公演2日目は「ロミオとジュリエット」。プロコフィエフが作曲したワタシが一番好きなバレエ音楽、バレエ作品である。会場は、3日のジゼルとよりはちょっと入っているけど、やはり空席が目立つ。3〜4階は半分以下の入りかな?全体で7割程度の入りという感じだろうか。

しかし、結果的にはこの客の入りとは思えないほどのスタンディングオベーション、・・・繰り返されるカーテンコール。完全な舞台からは程遠い内容だし、ツッコミどころはいくつもあるんだけど、それでもここまでスバラシイ舞台ってそうはないんじゃないだろうか? そう思わせる内容だった。

まずダメな点から言うと、オーケストラ。さすがに酷すぎ。音楽には甘いといわれるバレエファンでも、この演奏内容にはがっかりじゃないかな。ガサツな弦楽器、ニュアンスの乏しい管楽器、揃わないアンサンブル、・・・・怜悧で鋭角的な音楽が求められるプロコフィエフの要求水準とは程遠いレベルだったと言わざるを得ない。バレエもオペラと同様に、音楽と舞台の総合芸術である。その片輪たる音楽が、このレベルで、どうして総合芸術足りえるだろうか? 主役にスターダンサーを起用すれば客は呼べるかもしれないが、この点、主催者にはキチンと考えて欲しい。

さらには、簡素すぎる舞台装置、・・・まぁ、これは仕方がないとしても、最終幕はカーテンが下りるの早すぎるでしょ? 「ジゼル」のカーテンコールのときも、カーテンが下りるタイミングがおかしかったりして、どうも裏方さんとの呼吸が会っていない感じ。あとは、まぁ、演出の好みといってしまえばそれまでなのだが、ワタシはやっぱりマクミラン版のほうが好きだなぁ。演劇的で、ジュリエットの心理描写も巧みだし。この版だと、舞台の雰囲気が東欧っぽいし、太守の威厳も薄い。ローレンス神父の教会も友達のアジトっぽいし、神父様への畏敬の念が希薄な感じ。さらに有名なバルコニーのシーンでバルコニーなし! ジュリエットの墓の中でのパリス vs ロミオとの決闘もない。

そんな問題点を抱えながらも、この日の舞台を感動のレベルにまで引き上げたのは、ニーナ・アナニアシヴィリとアンドレイ・ウヴァーロフの二人の存在だ。

ジュリエットは13歳、ロミオは17歳という物語を演じるには、二人の実際の年齢はかけ離れていると言わざるを得ないケド、しかし、この二人の演じる物語は説得力がある。乳母と遊ぶニーナ=ジュリエットの無邪気さは、13歳のそれと言っても決して違和感はないものだが、ロミオとの(バルコニーのない?)バルコニーのシーンや寝室のシーンで演じる愛情表現は、13歳のそれとしては成熟しすぎている感はある。でも、その心理表現の豊かさを見ていると、そんな年齢のことは仔細な問題に思えてくる。

ロミオの愛情は、比較的、直線的な愛情なので、・・・たとえば歌劇「椿姫」におけるアルフレードのそれに似て、ジュリエットのそれと比べると表現力はさほど要求されないと思われるけど、ジュリエットの愛情表現・心理表現の対になる役柄ゆえ、その存在は極めて重要だ。ウヴァーロフとアナニアイヴィリとの信頼関係なくしては、ジュリエットの表現もしぼんでしまうからだ。13歳と17歳が描き出す一途さゆえの悲劇的な愛が、この二人の主役の深い信頼関係の中から紡ぎだされる。

注目を集めた客演の岩田守弘。キャラクターダンサーらしいマキューシオって感じで、どこか道化っぽい動きが特徴的だった。その切れ味はサスガで、キビキビとしていて気持ちよい。

決して完璧な舞台ではない。むしろ欠点のほうが多い舞台だった。でも、・・・もしかしたら、ニーナのジュリエットを見るのは、これで最後になってしまう可能性もある。この会場にいた誰もがそういう気配を感じ取っていただろうと思う。今後は指導者としての比重が、だんだんと大きくなっていくんだろうなぁ。それは仕方がないことだけれども、この日のニーナを見る限り、身体能力の衰えを上回る表現力の豊かさを身につけていると思う。ぜひ、またステージ上の彼女を見たいなぁ。

≪ロミオとジュリエット≫  全 3 幕
2010年3月5日(金) 18:30〜21:30  
音楽 : セルゲイ・プロコフィエフ
台本 : レオニード・ラヴロフスキー,
セルゲイ・プロコフィエフ,セルゲイ・ラドロフ
振付 : レオニード・ラヴロフスキー
振付改訂 : ミハイル・ラヴロフスキー
振付改訂補佐 : ドミートリー・コルネーエフ,イリーナ・イワノワ
アレクセイ・ファジェーチェフ
装置 : ダヴィッド・モナヴァルディサシヴィリ
衣裳 : ヴャチェスラフ・オークネフ
衣裳デザイン補佐 : ナティヤ・シルビラーゼ
照明 : ジョン・B・リード
照明デザイン補佐 : アミラン・アナネッリ
舞台監督 : ニアラ・ゴジアシヴィリ
指揮 : ダヴィド・ムケリア
管弦楽 : 東京ニューシティ管弦楽団
<出  演>
ジュリエット : ニーナ・アナニアシヴィリ
ロミオ : アンドレイ・ウヴァーロフ
ティボルト(キャピュレット卿夫人の甥) : イラクリ・バフタ−ゼ
マキューシオ(ロミオの友人) : 岩田守弘
ヴェローナの太守 : パータ・チヒクヴィシヴィリ
キャピュレット卿(ジュリエットの父) : ユーリー・ソローキン
キャピュレット卿夫人 : ニーノ・オチアウーリ
ジュリエットの乳母 : タチヤーナ・バフターゼ
パリス(ジュリエットの婚約者) : ワシル・アフメテリ
パリスの小姓 : テオーナ・ベドシヴィリ
ローレンス神父 : パータ・チヒクヴィシヴィリ
ジュリエットの友人 : ラリ・カンデラキ
吟遊詩人 : ヤサウイ・メルガリーエフ
モンタギュー卿(ロミオの父) : マヌシャール・シハルリーゼ
ベンヴォーリオ(ロミオの友人) : ゲオルギー・ムシヴェニエラーゼ
居酒屋の主人 : ベサリオン・シャチリシヴィリ
【上演時間】 約3時間 【終演予定】 21:30 (3/5)   
第1幕 60分 − 休憩 20分 − 第2幕 30分 − 休憩 20分 − 第3幕 40分

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2010年03月08日

みき @潮風公園

今日は冷たい雨の中、台場にある潮風公園でポトレ。モデルは「はじめまして」の、みきさん。お話してみたら、若いながらもモデル活動は豊富な経験があるとのこと。今回は寒い中にも関わらず、がんばってくれました。笑顔ももちろんカワイイですけど、ワタシ的には、彼女の強めの目線がイイと感じました。やっぱりモデルさんは、目が印象的な人が、主張する写真になります。

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OLYMPUS E-3 ZUIKO DIGITAL ED 14-35mm F2

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2010年03月21日

ドヴォジンスキ&東京交響楽団 MUZA名曲全集

3月7日、MUZA川崎シンフォニーホール。とりあえず、行ったというコトだけをアリバイ的に掲載(汗)。

【出演】
指揮:ミハウ・ドヴォジンスキ
ヴァイオリン:滝 千春
【曲目】
ボロディン:歌劇「イーゴリ公」より"ダッタン人の踊り"
グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集 作品46

posted by のら at 00:17| Comment(0) | TrackBack(0) | orchestra-TSO

プロコフィエフ「シンデレラ」ヌレエフ版@パリ・オペラ座

3月12日は、パリ・オペラ座バレエ団の東京公演初日。東京文化会館は4階のサイド席にちょっと空席がある程度で、全体的には9割程度の入り。

上野公園の猫たちも注目なのかな? このぬこは耳が欠けているので、たぶん地域ネコ。

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このパリ・オペラ座の「シンデレラ」は、童話のそれとは違い、シンデレラと映画スターとの恋に置き換えたもの。自転車事故?にあったプロデューサー(原作だと魔法使い)をシンデレラが介抱した事をキッカケに、シンデレラはプロデューサーに見出され、かぼちゃの馬車ではなく豪華なオープンカーに乗ってスタジオで王子様と出会うことに。

この「シンデレラ」は、「くるみ割り人形」と並んで親子で見る格好の演目と見なされているけれど、このヌレエフ版は現代のハリウッドを舞台にして繰り広げられるラヴ・ストーリーになっている。親子のみならずカポーで見る演目にまで昇華されていると思う。ワタシは、一般的なアシュトン版も好きだけど、このヌレエフ版はもっと好き。豪華な舞台装置、実際のハリウッドの映画のシーンも、チャップリンや「キング・コング」「風と共に去りぬ」などの作品がコラージュのように埋め込まれていて、とても楽しい。このステージを、実際にナマの舞台で見ることができて、今回は本当にシアワセな時間だった。

主演は、DVDと同じルテステュとマルティネス。ルテステュの、いい感じに不幸そうな影が、いかにもシンデレラ向き。少女っぽさは感じられない点は、ちょっと気になる人がいるかもしれないけど、・・・でも、このしなやかな動き、柔らかな雰囲気は、とっても魅力的で、その動きは、床の上を滑っているように、またリフトのときはホントに飛んでいるんじゃないかと錯覚させるほどスバラシイ。また、映画スターのマルティネスも、長身で、紳士的なスターの雰囲気抜群。いやー、DVDで見た主役の雰囲気そのままに、こうやって実際のステージで見ることができるのは本当にシアワセ。

そして、このバレエのコメディ面での主役は、継母と二人の義姉。継母のファボランは、DVDに登場していたのと同じダンサーで、トゥシューズを履いているし、その所作を見たら、「あれっ、あれは女性ダンサー?」と思うんじゃないだろうか。それにしても、その表情の豊かさ、多彩さ、オモシロさは抜群で、コゼット、ジルベールの弾けた演技とあいまって、コメディとしてもとても水準の高い舞台だった。

オケは、先日のグルジア・バレエでザンネンな演奏を聴かせてしまった東京ニューシティ管弦楽団。期待していなかったんだけど、この日のニューシティは悪くない、・・・・いや、驚くほど悪くない。・・・・・・いや、結構良いんじゃないか?という出来。グルジア・バレエのときは、どうも変な指揮者だったのが原因でヒドイ演奏だったと推測しているのだが、その時の演奏と比べれば雲泥の差だ。決してノーミスの演奏ではなかったが、アンサンブルは整えられており、必要な水準はキープしている。

そんなワケで、振付、ダンサー、オケと三拍子揃った、ハイレベルな公演。しかも好みの演出と合って、ワタシ的には大満足な舞台となった。うーん、今のところ今年イチバンかな。

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パリ・オペラ座バレエ団 日本公演
「シンデレラ」(全3幕)

音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
振付:ルドルフ・ヌレエフ
装置:ペトリカ・イオネスコ
衣裳:森英恵
照明:グイード・レヴィ
1986年 パリ・オペラ座初演

◆主な配役◆

シンデレラ:アニエス・ルテステュ
映画スター:ジョゼ・マルティネス

二人の義姉:エミリー・コゼット、ドロテ・ジルベール
継母:ステファン・ファヴォラン

ダンス教師:バンジャマン・ペッシュ
プロデューサー:ヴァンサン・シャイエ
父:ジャン=クリストフ・ゲリ

春:リュドミラ・パリエロ
夏:エヴ・グリンツテイン
秋:メラニー・ユレル
冬:ステファニー・ロンベール

演奏:東京ニューシティ管弦楽団
指揮:コーエン・ケッセル

◆上演時間◆
【第1幕】 18:30 - 19:15(休憩 20分)
【第2幕】 19:35 - 20:20(休憩 20分)
【第3幕】 20:40 - 21:20

posted by のら at 00:22| Comment(0) | TrackBack(0) | ballet

カントゥス・クアルテット@第一生命ホール

3月13日(土)18:00開演 とりあえず行ったという記録だけ掲載(汗)。

SQW2009−2010 Galleria #90
カントゥス・クァルテット うたは時をこえ海をこえ

【出 演】
◆物集女純子/梅原真希子(ヴァイオリン)
◆大島路子(ヴィオラ)
◆森澤泰(チェロ)

【曲 目】
◆シューベルト:弦楽四重奏曲第13番イ短調op.29D.804「ロザムンデ」
◆アイヴス:弦楽四重奏曲第1番ハ長調「救世軍より」
◆チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第2番ヘ長調op.22

posted by のら at 00:28| Comment(0) | TrackBack(0) | Classical Music

インバル&都響のベートーヴェン@東京芸術劇場

インバル月間に突入した都響の「作曲家の肖像」シリーズ。今回は、・・・・というよりも、今年のインバルはベートーヴェン特集。日曜日のホールは満員になった。

「エグモント」と交響曲第5番は、1st16人+2nd14人+Va12人+Vc10人+Db8人という大編成。もちろん管楽器も2バイ。個人的には、演奏者は絞り込んだ純度の高い演奏が好みなんだけど、このホールの容積じゃそうはいかないのかもしれない。

やっぱ都響は美味い、・・・じゃなくって巧い。特に弦楽器の厚みは、ただ人数が多いだけじゃなくて、もともと都響の弦の厚みと透明感には定評がある。やっぱベートーヴェンは、弦の厚み、もしくは弦の密度感が、その音楽の持つ意志の強さを表現してくれる。ただし、管楽器が加わると、ちょっと混濁感が現れてしまったのが、ちょっとザンネンかも。

小菅優のピアノも、やわらかくてキラメキ感のある音色が良かったけど、どうもこの曲は寝落ちしやすい曲なんだよねー(汗)。そんなワケで感想は、控えさせていただきマス。

東京芸術劇場シリーズ『作曲家の肖像』 Vol.76《ベートーヴェン》(3/14)

会場:東京芸術劇場

指揮:エリアフ・インバル
ピアノ:小菅優

《ベートーヴェン》
付随音楽「エグモント」序曲 op.84
ピアノ協奏曲第5番「皇帝」 変ホ長調 op.73
交響曲第5番「運命」 ハ短調 op.67

posted by のら at 00:31| Comment(0) | TrackBack(0) | orchestra-TMSO

ワーグナー「神々の黄昏」@新国立劇場

3月18日(木)は、ワーグナーの新国立劇場による「ニーベルングの指輪」の再演による「神々の黄昏」の初日。チケットは新国会員の郵送優先発売を利用したので、必然的にB席を購入。座席は2階R側で、指揮者の動きやピットの中までよーく見える席。舞台も近いので、オペラグラスがなくても表情がよーくわかる反面、舞台奥の右側はちょっと見難い。平日の16:00開演なのだが、当日の座席は概ね満員。

この舞台を見たのは、約6年ぶり。3人のノルンが映写技師?だったり、ラインの乙女がlシンクロの選手だったり(わざわざ3段腹になるように施した水着着用w)するのは、それまでの演出のコンセプトを引き継いだもの。第一幕のジークフリートは「B」のイニシャル入りのTシャツにジャケット、ブリュンヒルデは「S」のイニシャル入り。どちらもパートナーのイニシャル入りw。グンター家の部下たちは、精肉工場の従業員みたいないでたちで、その後、ジークフリートたちと狩に出かける話とリンクさせている。一方で、グンター家の女性は、グートルーネを含めて、なぜかみんなピンクのスーツ。演出のコンセプトとしては前3作から比べると、斬新さ、真新しさはすでに出尽くした感があるけど、ヒジョーにエキサイティングな演出であることは間違いない。

歌手では、ブリュンヒルデを歌ったイレーネ・テオリンが素晴らしかった。神性を失った女性の弱さと、ジークフリートを愛するゆえの女性の強さを感じさせる表現も実に見事。特にラストの「ブリュンヒルデの自己犠牲」は感動的で、テンションの高い歌声はいまも耳に残っている。また、ジークフリートを歌ったクリスティアン・フランツも、それに劣らぬ輝かしい歌声で、天真爛漫な英雄ぶりを演じた。狡猾で知性的なハーゲン、病的なアルベリヒも申し分ナシ。ブルメスターはこんなにルックスのカッコいいグンターは、はじめて見たw

演奏は、やはり端麗辛口系のワーグナー。濃厚系のワーグナーを好む人からすれば、ちょっと物足りなさが残ったかもしれないけど、この演出だったら端麗辛口系のワーグナーが良く似合う。ワタシの座った席は、残念ながら音響的にはイマイチの席だったので、きちんとした評価はしにくいけど、東京フィルの演奏は大健闘! 第一幕、エッティンガーのタクトが振り下ろされた瞬間の弦楽器には、ちょっと鳥肌が立つほどだった。

エンディングは、すべてがライン川の水底に沈み、ラインの乙女たちに黄金が戻される。そして舞台は現代に戻り、大学の映研っぽい人たちによる映写会場に舞台転換。みな満足げな表情で幕が閉じられる。

終演時間は10時半近かったので、カーテンコールもそこそこに帰る人たちも多かったけど、大きな拍手とブラボーの声が贈られていた。

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楽劇「ニーべルングの指環」第3日
神々の黄昏

2009/2010シーズン
2009/2010 Season Opera
Richard Wagner:"Der Ring des Nibelungen" Dritter Tag Götterdämmerung
リヒャルト・ワーグナー/序幕付全3幕
【ドイツ語上演/字幕付】

【指 揮】ダン・エッティンガー
<初演スタッフ>
【演 出】キース・ウォーナー
【装置・衣裳】デヴィッド・フィールディング
【照 明】ヴォルフガング・ゲッベル
【企 画】若杉 弘
【芸術監督代行】尾高忠明
【主 催】新国立劇場

【ジークフリート】クリスティアン・フランツ
【ブリュンヒルデ】イレーネ・テオリン
【アルベリヒ】島村武男
【グンター】アレクサンダー・マルコ=ブルメスター
【ハーゲン】ダニエル・スメギ
【グートルーネ】横山恵子
【ヴァルトラウテ】カティア・リッティング
【ヴォークリンデ】平井香織
【ヴェルグンデ】池田香織
【フロスヒルデ】大林智子
【第一のノルン】竹本節子
【第二のノルン】清水華澄
【第三のノルン】緑川まり
【合 唱】新国立劇場合唱団
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団

上演時間 1幕 135分 休憩 45分 2幕 75分 休憩 45分 3幕 85分
合計6時間25分

posted by のら at 00:37| Comment(1) | TrackBack(2) | opera

みき @潮風公演 その2

間隔が開いてしまったけど、3月7日に写したポトレの続き。モデルは、みきさん。ご覧の通り、ヒジョーに天気が悪い日で、冷たい雨と風が吹き付ける。そんなワケで選んだ機材は、防塵防滴では最強といわれるOLYMPUS E-3 & 14-35mm F2。カメラバッグは屋久島にも持っていった、パシフィックアウトドアのポートランドにクッションボックスを入れたもの。荒天には、これに勝る機材ナシ。

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多くは語る必要はないと思いますケド、演劇をやられているとのことで、モデルさんとしての素養は、すでに十分すぎるくらい持っていると思います。あとはカメラマンの腕次第。今回はハジメマシテということで、ご挨拶程度になってしまいましたけど、また機会を作って撮りたいと思わせるモデルさんでした。

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2010年03月28日

瀬尾由布子ポトレ@月島

桜の花もほころび始め、もうすぐ4月、・・・・というのに、ナニ?この極寒モードは。真冬のような寒さは、キビシーっ! そんな中、モデルのユウさんの撮影をしてきました。ホントは満開の桜を期待していたんだけど、3〜5分咲き程度かな。

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こんどは、もう少し暖かくなってからね。今日は寒い中、さんくす!

Nikon D700 & Tamron SP90mm F2.8 Macro

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2010年03月29日

瀬尾由布子ポトレ@月島 その2

Twitterでは書いたんだけど、先日、銀塩フィルムカメラを買った。ホントはマニュアル・フォーカスのカメラが欲しかったんだけど、予算の都合でAF一眼レフ。機種はNikon F100なので、現在のD700で使っているレンズシステムはそのまま流用できる。値段は、中古並品で17,800円。並品なので、外観はラバーの変色が目立つものの、傷は少なく、ファインダーもキレイ。

で、なんでフィルムを使ってみようかと思ったかというと、・・・・単なる気まぐれと言ってもいいんだけど、昔使っていたモノクロフィルムの粒状感を、今一度味わってみたかったから、というのが一番の理由。今回はKodak Tri-Xを使ってみた。いやー、久々にフィルムを使うとドキドキする。コダックのモノクロフィルムは、比較的ラチチュードが狭い印象が残っているので、光線の状態には神経を使う。

ただし、今日現在、まだ現像にだしていないので、とりあえずD700で写した写真を掲載しておこう(汗)。いや、出来上がりをスキャンするのが楽しみだ。

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モデル:瀬尾由布子

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