2009年06月21日

高関健&東京交響楽団 @MUZA Kawasaki

6月20日はMUZA川崎の名曲全集。いつもどおり午後2時前にコンサートホールに行ったら、・・・・あれ?まだ入り口閉まってる。お客さんらしき人も、ぜんぜんいない。チケットをよーく確認したら、午後6時開演でした(汗)。

【出演】
指揮:高関 健
ピアノ:セドリック・ティベルギアン

【曲目】
ムソルグスキー:はげ山の一夜(原典版)
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲 第2番
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」

20090620

「名曲全集」とは言え、かなりヒネリを加えたプログラムで、「はげ山の一夜」は一般的なR・コルサコフ編曲版ではなく、作曲者自身による原点版。プロコフィエフのピアノ協奏曲は、初演時に大混乱を起こしたとされる「第2番」に加えて、さらに初演時に騒動となった「春の祭典」は現代音楽の出発点となった名曲だ。

まず「はげ山の一夜」は、明らかに響き違う。原点版は初めて聴いたけど、ロシアの土の香りを強く感じされている響きで、なまじR・コルサコフ版を知っていると、ここぞというところで肩透かしをくらうことが多い。原点版には原点版なりの魅力もあるけれど、R・コルサコフが編曲していなかったとすると、この曲がここまで有名になったかどうかは疑問だ。

ピアノ協奏曲は、第一楽章、第2楽章まではプロコフィエフ独特の透徹した響きと、無数の音符の中から浮かび上がってくる美しい旋律を感じられたなんだけど、第3楽章になると・・・ついていけなくなる。とにかく、何を言いたいかよくわからない音符の羅列と、いつ終わるのかどうかわからない構成で、あちゃー! いや、ピアニストのティベルアンは超熱演で、ピアノの響きも美しく、技巧的にも素晴らしいんだけど、いかんせん、この曲にはついていけない。

そして休憩後はハルサイ。高関健の指揮は、いつも安心して聴ける。コンサートに意外性を求める人には向かないと思うけど、アンサンブルはいつもの東響以上だし、安心して音楽に身をゆだねられる。今となってはハルサイは一般的な名曲のひとつになっているけど、初演された当時はバリバリの現代音楽だったと想像できる。ワタシ自身もこの曲を初めて聴いたときは、なんじゃあ、この曲はぁ!と思ったけど、いまではこのリズム感に心地よく身をゆだねている。一度、本来の姿であるバレエのステージ付きで、この曲を聴いてみたいものだ。

posted by のら at 11:46| Comment(0) | TrackBack(0) | orchestra-TSO