2009年02月01日

由峰トウサ@下北沢 その1

今日はひさびさにポトレ。しかもワタシにとっては初めてのモデルで、由峰トウサさん。撮影して思ったのは、とっても個性的な世界観を持っているモデルさんで、どんなシチュエーションでもトウサ・ワールドを作り出してしまう魅力を持っている。不思議度120%かも(爆)。これまで撮ったことのないタイプだし、たぶん他ではなかなか出会うことの難しいタイプのモデルさんだろうと思う。

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使ったカメラは2機種で、E-3 & ED14-35mm F2をメインに、DMC-G1 & Leica D Summilux 25mm F1.4 と Zuiko Digital 9-18mm だ。上の写真はG1 & Summilux 25mmだ。フォーカスは顔認識モードを使ったのだが、横顔でもきちんと認識するだけではなく、フォーカスも普通に速いし、f1.4開放の極薄の被写界震度にも関わらず手前の目にきっちりとピントを合わせてくれる。スゲー!一般的な一眼レフの位相差検出方式では、ここまできっちりとピントを合わせるのは、意外と難しい。

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こっちもf1.4開放にも関わらずピントはジャスト。安定している。ただし、別の意図があって「目」以外の他の場所にピンポイントでフォーカスをあわせたいと思っても、それはちょっと難しいのが玉にキズかもしれない。顔認識を解除してフォーカスエリアを選択できるけど、エリアはかなり広いのでピンポイントでフォーカスすにはマニュアルでフォーカスするしかない。でもふつーにはこれで十分でしょ。レスポンスもいいし、バリアングルモニターもむちゃくちゃ便利。E-3じゃなくって、G1をメインに使っても期待に応えてくれそうだ。

で、なんで古時計を持っているのかって?? ワタシも良くわかりません(ウソ)。

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2009年02月03日

由峰トウサ@下北沢 その2

2月1日、この日はトウサさんを撮るのは初めて。そして思ったのは、初めてのタイプのモデルだったということ。たぶん、彼女は撮影会に挑むときに、自分なりの設定を考えるタイプなんだろうと思う。この日は、彼女が骨董品店で購入した柱時計を修理に出しに行くついでに、撮影してしまおうという企画だったのだが、・・・・路上で柱時計を担いで撮影している風景はふつーではありえない(爆)。たぶん、客観的に見ても、相当おかしかったに違いないw。

で、この日の設定はなにか。たぶん、柱時計と一緒に捨てられてしまったお人形さんというのが彼女なりの設定なんじゃないかと、撮影が始まった直後に思った。そう意識して衣装を選んだのかどうかはわら\からないけど、この場所で撮影するように仕向けたのは彼女だ!

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で、この日のコースをきちんとロケハンしていれば、ストーリー性のある写真を撮れたのかもしれないと思ったのだが、あとの祭り。あー、ちょっともったいないことをした。

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捨てられたトウサ人形の友達は柱時計だけ。トウサ人形は、ご主人様を探して街の中を歩き回る。柱時計は時間を刻むけれど、ご主人様は見つからない。結局、トウサ人形と柱時計が行き着いた先は、骨董品屋の店頭。そこで値札を付けられて新しいご主人様を探すことになった・・・・・なーんていうストーリーを想像(妄想)させる写真を撮る手もあったかなぁ。

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ワタシ的にはストーリ性のある写真を撮ったことはない。一度、そういう企画というのも面白いとは思うのだが、やっぱモデルさんとのコラボになる要素が強いので、残念ながらそういう機会は未だにない。

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上の写真、この日でいちばん魅力的な表情が撮れたと思います、ハイ。

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2009年02月07日

ブリュッヘン&新日本フィルの「天地創造」

2月6日(金)はトリフォニーホールで行われたNJP定期演奏会に行ってきた。指揮は、18世紀オーケストラを率いて古楽演奏のブームを牽引したフランス・ブリュッヘンが登場で、曲目は、ハイドンのオラトリオ「天地創造」だ。

指揮:フランス・ブリュッヘン
天使ガブリエル、イヴ : マリン・ハルテリウス(ソプラノ)
天使ウリエル: ジョン・マーク・エインズリー(テノール)
天使ラファエル、アダム : デイヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(バス)
合唱:栗友会合唱団

「天地創造」もワタシ的には、えーと、・・・・確か聴くのは2回目。前に聞いたのは、はたして何年前だったか思い出せないくらいに久しぶり。そんなワケで、初めて聴く曲のような新鮮なキモチ(ウソ)で演奏会に挑んだのだが、曲そのものは・・・古典だから当たり前といえば当たり前だが、とても明晰でわかりやすい曲である。聖書の天地創造のストーリーながら、曲の部分によってはモーツァルトのオペラのように聞こえるところもあって、その意味では音楽の時代による変遷が伝わってくる。

演奏はもちろんモダン楽器を使った演奏。ブリュッヘンの指揮は、とっても端正で明晰な演奏である。いつもはチカラが入りすぎて音が硬くなってしまう傾向が強いNJPだが、この日のオケは適度に力が抜けた感じがして、そのおかげもあって響きも芳醇。失礼ながら、「NJPってこんなにアンサンブルが良かったっけ?」って思うほど美しい管弦楽が響いてくる。長時間の演奏ながら、時間の長さを感じさせない。

ソリストの3人もとても高水準で、清純なソプラノのハルテリウス、柔らかく伸びやかなテノールのエインズリー、これまた柔和で深い歌声のバスのウィルソン=ジョンソンは、いずれ劣らぬ素晴らしさ。さらに栗友会の合唱も、とても高水準で文句なし。日本でこの「天地創造」が演奏される機会はとても少ないと思うけど、たぶん、これだけの水準の「天地創造」に再び出会うことは少ないんじゃないかと思う。

残念だったのは、客席で対訳のページをめくる音のヒドさ。あれだけ無遠慮にページをめくる人の多さ、マナーの悪さはザンネン。

posted by のら at 23:54| Comment(0) | TrackBack(0) | orchestra-NJP

2009年02月08日

西表島学校

竹富町観光協会の「ぱいぬ島ストーリー」のHPによると、今年もやるみたいです、・・・・「西表島学校」。昨年の様子は、こちらのページをご覧ください。

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西表の自然や島人の生活、そして自然と人がいかにして共存していくのかを楽しみながら考えていく目的で、昨年から始まった「島学校」だけど、今年と昨年の違いがある。

  1. 昨年は西部だけだったけど、西部分校と東部分校に分かれること。
  2. 西部分校では、星砂海岸でのスノーケリングがなくなって、代わりに高那温泉(西表島温泉)に行くこと。去年はウェットスーツを着てのスノーケリングだったけど、さすがに寒かったからなぁ・・・。
  3. 卒業式が、イルマーレウナリザキから、西表島温泉から程近いレストランたかなに変わっていること(たぶん西部と東部の中間的な場所だからでしょう)。

もしこのツアーにちょっとでも興味がある人だったら、そして3月上旬の日程がOKな人だったら、ぜひぜひ参加をオススメしたい。島の人たちも商業ツアーとは一味違った熱心さで迎えてくれるし、その中からいろいろなものが感じ取れると思う。私も時間があったら、東部分校に参加したいのだが、今年はムリ(爆)。でも今年の夏には、また西表に行きたいなぁ。

posted by のら at 00:30| Comment(0) | TrackBack(0) | Trip-Okinawa

秋山&東響 MUZA名曲全集

2月8日(日)はMUZA川崎の看板演奏会=東京交響楽団の名曲全集だ。チケットは売り切れで、会場はおおむね満員だった。

【出演】
指揮:秋山和慶(東京交響楽団桂冠指揮者、広島交響楽団音楽監督・常任指揮者、九州交響楽団首席指揮者・ミュージック・アドヴァイザー)
ヴァイオリン:ナージャ・サレルノ=ソネンバーグ

【曲目】
ドヴォルザーク:序曲「謝肉祭」
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番
ブラームス:交響曲 第1番

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秋山の指揮は、いつもどおり安定感がある。明晰でアンサンブルが整っていて、破綻がない。しかし、いつも思うんだけど、それ以上の何か・・・・が足りない気がする。水の如くさらさらと流れてしまって、聴いたあとに残るものが少ない。こんな感想はワタシだけかもしれないが、この日の演奏では特にブラームスの演奏では物足りなさを感じてしまった。「謝肉祭」は派手な演奏だけで十分なんだけど・・・・。

でも秋山の良さが出たのはコンチェルト。こういった合わせモノは抜群に巧い。ソネンバーグのアプローチは、表面的には抑制された表現の中に豊かな感情を漂わせるタイプ。感情を爆発させたりするような派手な演奏ではないけれど、むしろブルッフの秘められた感情が素直に伝わってくる。そのソネンバーグの演奏に、自然に寄り添い、盛り上げていくオーケストラのコントロールは、いつもながら見事だった。ブルッフのコンチェルトは、あまり好きなほうではないんだけど、こういう演奏だったら何度聴いてもいい。アンコールのラフマニノフのヴォカリーズも、とても美しい演奏だった。

posted by のら at 16:55| Comment(0) | TrackBack(0) | orchestra-TSO

2009年02月11日

グラズノフ「ライモンダ」@新国立劇場 (2/10初日)

あまりj上演される機会のない「ライモンダ」を上演するというので、ザハロワを目当てに新国立劇場に行ってきた。客席は意外と空席が多く、私がいた4階席だけだと7割程度の入りという感じ。私自身もこの演目を見たのは、たぶん10年以上前に一回だけは見たことはあるはずなのだが、・・・・この日の舞台をみて、全くはじめて見たかのような新鮮な気分で見ることができた(爆)。

グラズノフの作曲ということで、美しいメロディが続くんだけど、チャイコフスキーやプロコフィエフのように強い音楽的な魅力があるとは言いがたい。全体的には平板な音楽的な構成で、この音楽が長時間続くと、・・・・たぶん多くの音楽ファンは飽きてくるのではないか。あくまでもバレエの伴奏音楽としては問題はないが、この曲をオケのレパートリーとして演奏するのはちょっと魅力薄という感じがする。そんな音楽だが、演奏は頑張っていたと思う。それにしても、・・・新国立劇場のHPを見ても、当日の配役表を見ても、誰が指揮者でオケがどこだったのかが書かれていない! 信じられない! フリー配布のStage Noteのはかろうじてホームズビー・ウィルキンス指揮 東京交響楽団と書かれているけど、バレエにおけるオーケストラってこんな扱いでいいのか?あまりにも酷すぎですよ。

ストーリーは十字軍に出征したブリエンヌのいぬ間に、その婚約者ライモンダにアラブの王子アブデラクンマンが言い寄る。そこに帰ってきたブリエンヌと決闘となり、ブリエンヌが勝利して、結婚式~という単純明快で、イスラム圏の人が見たら怒りそうなストーリー。この振り付けでは、コールドの役割が非常に重要視されている。新国立劇場バレエのいちばんの美点は、コールドの一糸乱れぬ美しさだから、このアプローチはナットクだ。実際に第一幕の夢のシーンのフォーメーションのピタッと一致した動きには見とれてしまう。舞台装置や照明も美しくて、コレだけを見に行くとしてもそれなりの価値は見出せるだろう。

目当てのザハロワは、やっぱり抜群に美しい。マトヴィエンコは、ややジャンプ力不足を感じるけど、まぁまぁ。森田健太郎は、ザハロワをリフトした状態でコケタのでヒヤッとしたけど、ケガに発展しなくて良かった。

しかし、この作品が面白いかというとちょっと否定的にならざるを得ない。意外と平板な構成で、退屈な空気感が漂う。実際に幕間の拍手はあっさりで、ザハロワの登場だというのに、意外と盛り上がらない。劇j中で、時々空気を読めない拍手が起こったり、「えっ」と思うようなブラボーの声が飛んで、逆にシラケてしまう。やっぱり作品そのものの魅力が今ひとつという感じがするのだが・・・・・。

【振 付】 マリウス・プティパ
【改訂振付・演出】牧阿佐美
【作 曲】アレクサンドル・グラズノフ
【装置・衣裳】ルイザ・スピナテッリ

【ライモンダ】
スヴェトラーナ・ザハロワ(10・12・14日)
【ジャン・ド・ブリエンヌ】
デニス・マトヴィエンコ(10・12・14日)
【アブデラクマン】
森田健太郎 (10・12・14日)

ドリ伯爵夫人: 楠元郁子(10日,12日,14日)
アンドリュー2世王: 市川 透
クレメンス: 丸尾孝子(10日,12日,14日)
ヘンリエット: 西川貴子(10日,12日,14日)
ベランジェ:マイレン・トレウバエフ(10日,11日,12日,14日,15日)
ベルナール: 冨川祐樹(10日,11日)
第一ヴァリエーション: 厚木三杏(10日,12日,14日)
第二ヴァリエーション: 寺田亜沙子(10日,12日,14日)
スペイン人:井倉真未(10日,11日) 江本 拓(10日,11日,15日)
チャルダッシュ:西川貴子(10日,12日,14日)マイレン・トレウバエフ(10日,12日,14日)
グラン・パ ヴァリエーション:西山裕子(10日,12日,14日)
新国立劇場バレエ団

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2009年02月15日

ヴェルディ「ラ・トラヴィアータ」@二期会

2月14日(土)、前夜から春一番が吹いてポカポカ陽気の暑ささえ感じる陽気の中、東京文化会館で行われた二期会の公演に行ってきた。会場は概ね9割程度の入り。

指揮:アントネッロ・アッレマンディ
演出:宮本亜門
装置:松井るみ
衣裳:朝月真次郎
照明:沢田祐二
振付:上島雪夫
演出助手:澤田康子、眞鍋卓嗣
舞台監督:大仁田雅彦
公演監督:近藤政伸

ヴィオレッタ・ヴァレリー:澤畑恵美
アルフレード:樋口達哉
ジェルモン:小森輝彦
フローラ:小林由佳
ガストン子爵:小原啓楼
ドゥフォール男爵:鹿又 透
ドビニー侯爵:村林徹也
医師グランヴィル:鹿野由之
アンニーナ:与田朝子
ジュゼッペ:飯田康弘
仲介人:金 努
合唱:二期会合唱団
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団 舞台写真はココ

まずは宮本亜門の演出から。これまで様々な椿姫の演出を見てきたけど、これまでこのように時代設定のない演出に接することはなかった。時代設定がないとは言っても、服装や舞台装置から判断すると、時代は20世紀以降だろう。無彩色の舞台装置は、まるで墓場のような雰囲気が漂う。照明で3Dっぽく見える白黒の壁面に、舞台中央には石棺のようなテーブル(ベッド?ソファ?)が置かれている。悲劇を予感させる前奏曲とともに、よたよたとしたヴィオレッタが現れ、石棺の上に倒れこみ、アルフレードの幻影と見る。このプロローグが前奏曲とともに、オペラの幕が上がりパーティが始まる。

この演出で一番最初に気づく特徴は、主要な登場人物以外はすべて黒い衣装で顔は黒塗りということだろう。色彩感のないステージに色彩感のないパーティ、いつもなら華やかに見えるはずのパーティが、まるで葬式のようにも見える。「乾杯の歌」も、これから始まるパーティを祝うようなムードが希薄だ。このような黒塗りの衣装・化粧は、舞台をシンプルにし、相対的に主役を浮き立たせてスポットライトを当てるような効果はある。しかし、このオペラはこんなことをしなくても、必然的にヴィオレッタ、アルフレード、ジェルモンだけに注目が集まってしまう演目だ。なんとなく屋上屋を架すような演出だが、もしパーティを葬式の空気感を漂わせることを狙ったとすれば、それはそれで効果的だったと思う。

また、宮本亜門の演出が描く登場人物も特徴的だ。ヴィオレッタはかなり破滅的な美女として描かれていて、第一幕で酒を飲みながら高笑いする表情や、第二幕ではアルフレードから離れることを決心して自分の心の苦しさを訴えるシーンでは、ジェルモンの胸倉をつかんで迫り、ジェルモンはたじたじになってしまう。絶世の美女でありながら、自らの余命の短さを直感し、時には投げやりに、時には気丈に、または破天荒に行動する。しかしアルフレードの愛情には心動かされる余地も残されていて、その葛藤が表出したのが「そはかの人か〜花から花へ」なのだ。宮本はたぶん、このアリアにこそヴィオレッタの本質を見出し、全幕を通してヴィオレッタの人格を描こうとしているように見えた。そして、それを演じた澤畑恵美は、喜怒哀楽の表現の幅が広く、歌唱も含めてとても素晴らしかった。拍手!

アルフレードは、他の演出と大きく変わりはなく、直球勝負の若者であることがさらに強調されている。第一幕では男爵を殴るし、第2幕でヴィオレッタが家財を売り払っていることを知ったアルフレードの激情は尋常じゃない。さらにヴィオレッタの心変わりを怒ってフローラのパーティでヴィオレッタをなじるところでは、ヴィオレッタのスカートすら剥ぎ取ってしまうし、かなり暴力的な人物カモ。樋口は、第一幕で音程にちょっと不安を感じたけど、輝かしい美声が美しく、感情表現も豊か。

その父親であるジェルモンは、一般的には常識をわきまえた(常識に囚われた?)説得力のある人物として描かれることが多いけど、宮本の演出では、ヴィオレッタの怒りには後ずさりし、どこか軽さが漂う。あえて軽い声質のバリトンを選び、ジェルモンの歌が持つ説得力をあえて希薄にして、その上でヴィオレッタに息子とのとの別れを迫るシーンでは札束を見せつけ、それを投げつける演出を見せた。人格者として描かれることの多いジェルモンとしては、異色の演出だ。個人的には、もし宮本演出のアルフレードが年齢を重ねてジェルモンと同じ立場になったら、たぶん血は争えないと思うようなことになるのではないか、・・・根拠は特にないが(爆)そう思った。

オケの東京フィルは好演。しかし全体的にテンポが速すぎで、歌手の呼吸とあわないところも散見されたのがザンネン。

こういう舞台は嫌いじゃないし、宮本亜門の演出も見ごたえがあるものだったと思う。でも、ちょっと凝りすぎという気がしないでもない。この演出で良くわからないのが、第一幕と第三幕で置かれていた動かないエスカレーター。あれは天国へのエスカレーターで、第3幕で天国への道を示すために照明があてられたのかなぁ・・・とも思えなくもないけれど、結局、あのエスカレーターは動くことはなかったのだ。救われないヴィオレッタの魂は何処に? ナゾは謎のまま、残ってしまった。

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2009年02月21日

超~高感度・・・Nikon D700

フォーサーズは、高感度に弱いといわれる。E-1の時は、常用感度と言えるのはISO200あたりで、400になると限界に近くなり、800になると非常用という感じだった。E-3になると1EV程度強くなって、ISO800までなら何とか使える感じになったが、他社の・・・・CanonやNikonのAPS-Cサイズのカメラと比べると1EV、フルサイズのカメラと比べると2EVの感度差がある。もちろん撮像素子のサイズが違うので、同様の技術で作られた撮像素子を使う限りはその感度差は今後も埋まることはない。

E-3を使っていて、大きな不満のひとつはこの高感度の弱さだ。いくら強力なボディ内手ぶれ補正が搭載されているとしても、やはりシャッタースピードを稼ぎたいときもある。ISO800程度では明らかに不足するシーンも多い。そこで昨年来、物欲が高まっていたのが高感度に強いデジカメなのだが、その筆頭はNikon D700。3万円キャッシュバックもあって、買うべきか買わざるべきか、相当迷っていたのだが、某所で展示会で一週間程度だけ展示していたというD700を現品特価で売っていた。キャッシュバックとポイント還元を考慮すると、脳内価格は17万円くらい・・・・・。E-3を買ったときは、たしか発売日に16.4万円だったから、それと同じくらいだな・・・と思ったら・・・・・・つい・・・・・(爆)。

とはいっても、メインはあくまでもフォーサーズである。先日の由峰トウサさんを写したときも、迷わず持っていったのはE-3ナノダ。このD700は高感度が必要なライヴや夜間ポートレート、猫撮り用カメラという位置づけだ。

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ISO3200 f4.0 1/30 空のザワザワしたノイズがちょっと気になるけど、全体的にはスゲー良く写っている感じ。

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ISO1600 f4.0 1/30 ノイズ的には常用範囲。レンズ的には隅がボケてます。

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ISO900 f4.0 1/30 ノイズ的には全く問題なしで、ホワイトバランスも優秀。

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ISO720 f4.0 1/30

まぁ、このカメラのことは、すでに各所で語りつくされているので省略。さすがにISO3200が安心して使えるというのは、ものすごい武器である。フォーサーズも、このくらいの感度で常用できれば・・・・・3200が常用できるようになるまではあと数年かかるだろうけど・・・・・その位置づけは大きく見直されることだろうと思う。それに、3200程度の常用感度が確保できれば、ふつーの用途であれば十二分だろう。その頃にはNikonやCanonのフルサイズは、ISO12800常用を実現しているかもしれないけど、そこまでの高感度がホントに必要だろうか。もちろん必要な人はいるだろうけど、大多数のカメラマンはそんな高感度を必要としないと思われ。

ちなみに上の写真で使ったレンズは、Tamron SP 17-35mm F2.8-4.0。前玉にちょっとしたキズがあった中古品を1万8千円の格安で購入したのだが、まぁまぁ良く写る。四隅は画像は流れるし、逆光だとびっくりするようなゴーストが出ることがあるのが玉にキズ。こういったレンズが安く手に入るのも、NikonやCanonの面白さなのかも。

posted by のら at 22:50| Comment(0) | TrackBack(0) | Photograph

2009年02月22日

超高感度ぬこ写真

D700は、ワタシ的には超高感度専用カメラ。その真価がいちばん発揮できるのは、昨日掲載した夜景や室内じゃない(こういう場合はむしろ手ぶれ補正のほうが有効だと思う)。やっぱり動体撮影が、高感度の出番ナノダ。そして、動体といえば猫にゃ!夜行性で、薄暗いところで動き回り、俊敏なぬここそ、D700の出番である。

撮影場所は、台場のデックス東京ビーチの1階にある「おにゃんば」ふれあいパーク。時間制ではなく、何時間いても800円(カップルだと1,500円)と格安。ドリンクがないので厳密に言えば猫カフェとは違うけど、猫カフェにコーヒーを飲む目的の人はいないと思うので、猫カフェと同一ジャンルで扱ってもそんなに支障はないかも(爆)。

ここはかなり薄暗い。以前、E-3でISO1600、レンズはF2.8-4.0の12-60mmを使ったんだけど、やはり画質が良くないし、シャッタースピードも遅いので動体ブレのオンパレード。そのリベンジとして、今回はNikon D700&Tamron SP 28-75mm F2.8を使ったというワケ。掲載した写真はすべてISO3200で、絞り優先でf4.0に設定した。シャッタースピードは、撮影場所にもよるけど1/100程度は確保できる。手ぶれ補正はないけど、ぬこの場合はシャッタースピードのほうが圧倒的に重要だ!

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ロシアンブルーのぬこ。ホワイトバランスをちょっと修正。微妙に手ぶれしているけど許容範囲かな?

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ホントはちょっとトリミングしたほうが良いのかも知れないけど、ノーファインダー撮影のわりにフレーミングは決まっている!?

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緑色の目がきれいですなぁ。

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前に行ったときよりも子猫が増えていて楽しい!!おおちゃへの喰い付きも良い!

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ダンボールハウスの上に張られた新聞紙のガサゴソした音がお気に入り。でも天井が落ちてしまって・・・・・・

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ダンボールハウスの中はこんな感じ。天井が落ちると、ハウスの猫が飛び出してくるのがオモシロイ。

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高感度は、ホントに撮影領域を広げてくれる。ただD700の高感度が万能というわけではなく、やはり猫のふわふわした毛並みのディティールがブチブチになっていることは否定できない。たぶん猫の毛並みは高感度ノイズリダクションが一番苦手とする被写体なんだろうけど、さらなる高画質を追求する余地はある。でも、まぁ、ふつーの意味では十分な画質でしょ。

いずれはフォーサーズでもこの程度の高感度は実現してくれるだろうと思う。そのときにはフルサイズのカメラはISO12800を実現しているかもしれないけど、そこまでの高感度を必要とする人は少ないだろうし、むしろフォーサーズのコンパクトさを選択する人が多いかもしれない。ここ数年は、高感度に弱いフォーサーズは注目されない時期を迎え、むしろマイクロフォーサーズに主役の座を奪われそうになるかもしれない。でも、撮像素子が進歩すれば、意外と立場は逆転するかもしれない。

posted by のら at 13:45| Comment(0) | TrackBack(0) | Photograph