2009年01月01日

A happy new year.

今年は宮古諸島の池間島で新年を迎えました。写真は、今日の初日の出。厚い雲の合間から太陽が顔をのぞかせた瞬間。そして島影は、宮古諸島の中でも神秘の島として知られる大神島です。

今年もゆる〜くマイペースに更新していきます。よろしくお願いします。

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大神島(宮古島市)
大神島は、平良市島尻の漁港から航路約15分の位置にあり、周囲約 2km の小島です。過疎化が進み、現在は50名に満たない島民が、半農半漁の生活を営んでいます。島の特産品「干ダコ」は有名。
この島は、古くから神の島とされてきました。現在も集落以外の多くの場所は聖域とされ、立ち入りが禁じられています。秘祭と呼ばれる「祖神祭」も、島民しか参加することができず、島外の人々は見ることすら許されません。海賊キッドの財宝が眠っているという伝説もあり、今なお神秘の島として知られています。 沖縄県のHPから引用

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宮古島へ その7 〜雨風の中、池間島へ〜

12月31日、「ニャンくるないさ〜」でのすき焼きパーティの翌日は、この宿を離れる日。こういう宿を離れるときはちょっとした寂しさが付きまとう。それは、この宿が良い宿だったなぁという思いの証拠でもある。

ただ、天気は曇り時々雨、そして強い北風が吹いている。典型的な先島諸島の冬型の天候だ。こういう日は観光する気分にはならないし、大晦日なので食事をできるところに不安がある。昼までは平良市街地に残って昼食を食べ、それから次の宿泊地=池間島に向かうことにした。

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昼食は繁華街で探したんだけど、空いている店がなく、やむなく宿の近所で空いていた「じんく屋」という店で宮古そば定食550円を注文。お店の中は地元のおじさんたちばかり。味は、まぁ普通。

そして、12時過ぎ、猫たちに別れを告げて、曇り空の中を池間島に向けて出発。途中、雨が降り始め、折からの強風とあいまって、バイクにとってはかなりの悪条件となってしまった。レインウエアの上下を着ていたけど、かなり寒い。ゴーグルもないから視界が悪く、道を間違えて遠回り・・・、結局、池間島まで1時間もかかってしまった。それにしても池間大橋を通るときの風の強さは強烈!姿勢を低くして時速20kmで安全運転で逆風の中を渡りきったときにはほっとした。

そしてガソリンを補給して、大晦日の宿となる凸凹家(でこぼこや)に到着。1時過ぎと早かったにもかかわらず、チェックインすることができた。今回の旅行中、もっとも宿泊代金の高い宿で、一泊朝食つきで7,800円+夕食代2,000円。大晦日と新年くらいはと思って、ちょっと奮発。

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建物の外観は、予想に反してシンプル。向かって左側の1階が食堂で2階がオーナーの住宅。右側が宿泊棟で3部屋ある。

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2階の洋室はこんな感じのツインルームで、とっても広い。奥にはソファーと液晶テレビがある。あと冷蔵庫とポット付き。

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オドロキは浴室。浴槽の広さがハンパじゃなく広くて、たぶん160×160cmくらい。お湯がいっぱいになるまで1時間近くかかるのだ!窓からは海が見えるー! ただし1階の車庫には、老犬が一匹・・・・。この島は、イヌが多いにゃ!

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この宿は、朝食のみが基本だが、希望により夕食つきも選択可(+2,000円)。外で食べるところも少ないので、夕食付を選択したのだが、大晦日ということでスペシャルバージョンの夕食が出た。

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泡盛(多良川)とさんぴん茶は無料。

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島豆腐とぜんまいのサラダ。ドレッシングはゴマ風味。

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マグロとイラブチャーの刺身。

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宮古牛の刺身。わさび、ニンニク、醤油で食べる。

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ふーちゃんぷる。

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島野菜の天ぷら。紅いも、うりずんまめ、ゴーヤ、島ラッキョウ。

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最後は、年越しの宮古そば。飲んだ後にやさしい超あっさり味。満足にゃー。

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2009年01月03日

宮古島へ その8 〜晴れのち曇り時々雨、風強し〜

今年の新年は池間島で迎えた。前日にこの島での初日の出ポイントを聞いておいたのだが、池間大橋の池間島側のたもとであれば、大神島と宮古島の間のあたりに日が昇るとのこと。7時前に起きてバイクに乗り、池間大橋に向かうとすでに数人の観光客が来ていた。日の出の時間は7時22分くらいとのことだったが、雲が厚く、太陽がどの方向から昇ってくるのかもまったくわからない状況。昨日の天気から考えて初日のでは拝めないとは覚悟はしていたので、帰ろうかなぁ・・・と思っていたとき、厚い雲の合間からほんの少し光るものが見えた。初日の出だ。

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そしてさらに15分後くらい。雲の切れ間から光跡が伸びて、さらに太陽が見える一瞬が現れた。しかも宮古諸島でもっとも神聖な島である大神島にのびる光が神々しい。

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厚い雲で初日の出は無理だと思っていただけに、これだけ見ることができて満足!宿に戻ると、お正月の朝食が待っていた。写真には写っていないけど、このほかに茶碗蒸しもあった。

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沖縄ではお雑煮を食べる習慣がないのだけど、この宿ではアオサ汁にお餅を入れて、オリジナルの沖縄風雑煮をだしてくれた。美味しかった!

風は相変わらず強かったけど、今日は部屋を替わることになっていたため、昼間は部屋を空けなきゃいけない。天気が不安だったけど、やむなく(爆)バイクで出発〜。まずは池間島を一周。このしまのまわりには、たくさんのキレイなビーチがある。周回道路から海側に延びる細い道があったら、それはビーチに続く道だと思って間違いない。

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池間島灯台。

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池間大橋を渡って、宮古島側に渡ったところにあるビーチだが、流れ着いたゴミがたくさん打ち上げられている。

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西平安名崎にある風力発電所。さすがに風が強い場所に建っている。

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2002年の台風のときに破棄されたけど、現在は3基が復旧している。

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さらに南下いたら、こんな標識が・・・。「ぷらかす笑顔」ってどんな顔?「うむやす運転」って?ナゾだ。

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この地域の治めていたと思われる豪族の墓地。このあと、大神島に向かう船の出発地の島尻の集落にも行ったけど、天気も良くなかったし、風も強かったので大神島には行かずにここから引き返すことに。途中、パラパラと雨が降ってきた。

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昼食は、池間島まで戻っておみやげの売店で宮古そば500円?を注文。このときは晴れていたけど、食べ終わって宿に向かう途中にまた雨が降ってきた。ホントに変わりやすい天気だ。

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13時過ぎ、宿に戻ってでっかい風呂に入ってから、狩俣の売店で買ってきたサーターアンダギーを食べて昼食の足しにした。そして昼寝ZZzzzz....。

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夕食は、凸凹家。メインはとんこつのスープで豚肉のなべもの。さらに、島ラッキョウ、ぜんまい、宮古牛の刺身、マグロのぶつと山芋&紅山芋のすりおろし。なべが2人前くらいあって、お腹いっぱい。満足にゃー。

そして、部屋に戻ったら、バレンボエム指揮ウィーンフィルのニューイヤーコンサート。やっぱり新年は、これを見ないことには始まらないノダ。

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2009年01月04日

宮古島へ その9 〜6年ぶりの来間島〜

1月2日、10時ちょっと前に池間島の凸凹家をチェックアウトし、曇り空と強い北風の中、次の宿泊地の来間島に向かった。ノースフェイスのダッフルバッグMを背負い、前のカゴにはパシフィックアウトドアのポートランドといういでたちで走っているので、客観的には原付ではかなり重たい感じだと思うが、これでも荷物は超軽量化しているのだ。ダッフルバッグはコンプレッションベルトを思いっきり〆て、本来の容量の半分しか使っていない。どちらのバッグも、バイクでの移動と防水性を考えて選んだ選択だ。

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途中、小雨に振られながらも11時過ぎに来間島に到着した。宿泊はペンションたきなか、これで3回目の宿泊になる。建物の外観が変わっていて、最初はえっ、ここだっけ?という感じ・・・・、道に迷ったかと思った。さすがに6年も間が空くと、私のことは覚えていてはくれなかったようだ(爆)。

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まずは昼食。新しい食事場所もできているみたいだったけど、正月で開いていたのは「楽園の果実」だけ。ここはアジアンテイストの内装と、センスが良いメニュー、そして味も美味しく、お気に入りの店のひとつ。メニューの中から、宮古牛のステーキ丼1,050円+セットメニューの豆乳プリン&コーヒー250円を注文した。12時前に店に入ったんだけど、あとからお客さんがたくさん入ってきて、順番待ちの状態。他の店が開いていないという事もあるんだろうけど、なかなか人気の店になっているみたいだ。

そして、バイクで来間島をい一周。しかしこの日も雲が多く、色彩感が乏しかったので、開き直ってモノクロモードで撮影。まずはこの島で一番のビーチ、長間浜から。

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来間島の竜宮城展望台から栗間大橋を望む。

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橋を渡って宮古島に戻り、前浜ビーチから栗間大橋を望む。雲の切れ間から光る太陽がちょっと不気味!?

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川がない宮古島でもマングローブがあって、ヒルギが生えている場所が2ヶ所あるということで行ってみた。規模は小さいけど、昔からの湧き水が出ている場所が汽水域になってマングローブを形成しているらしい。

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写真は、たぶんヤエヤマヒルギ。もちろんオヒルギ、メヒルギもあって、代表的な三種類がそろっている。でも、・・・やっぱ林に生命感が少ないのは否めない。八重山のマングローブだと、その周りにキバウミニナやシオマネキ、トントンミーなどの生き物がたくさんいるのに、ここにはそういった生き物の姿を見かけることができなかった。カニの生息している穴はあるんだけどね〜。

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ふたたび与那覇前浜。ここは本当に美しい浜辺だ。この輝くように白い砂浜は、宮古諸島のビーチの特徴だ。

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夕食は、もりだくさんの正月料理。この宿の料理はとっても美味しいんだけど、量が多すぎ(汗)。

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この日は正月ということで、泡盛飲み放題。宿のお父さんもハイテンションで飲んでいたけど、ついていけないので(爆)、先に失礼しました。飲みすぎ注意ですよ。

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2009年01月06日

宮古島へ その10 〜激走!宮古島〜

1月3日、天気は相変わらず雲が多いけど、風が収まったのが救い。特に来間大橋を渡るときの風の強さはコワイくらいだったからなぁ。まずは7時半の朝食タイム、沖縄の宿としてはちょっと早めの時間設定だし、量が多いので、ちょっと残してしまったけど、味は文句なしに美味しい。

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実質的には、今日が宮古島を周ることができる最終日。空は曇っていたけれど、早速バイクで出発! 途中、宮古島では良く見かける警官の人形をパチリ。相変わらず情けない顔ですなぁ(爆)。

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インギャー・マリンガーデン。ダイビングの講習が行われていた。波がないので、初心者の講習にはぴったりなんだろうと思う。

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東平安名崎に行く途中の道路わきの海岸線には、立ち枯れている木を良く見かける。たぶん6年前の巨大台風のときにやられた樹木だろうと思う。

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保良泉(ぼらがー)ビーチにて。海宝館の近くの急峻ながけの下にあるビーチで、アクティビティもそろっている。

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ハイボシカス。保良泉(ぼらがー)ビーチでこの写真を撮っていたら、とつぜんワンワン吼える犬っころが走ってきて襲撃されそうになったが、一喝したらキャンキャン鳴きながら逃げていった。猫パワーをなめるんじゃねぇ!(爆)

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東平安名崎に立ち寄った後、年末に行こうと思って行けなかった宮古島温泉に行くことにした。入浴料1,000円+貸タオル100円。茶褐色の本格的な温泉で、源泉かけ流し! いやー、宮古島でこんなにスゴイ温泉があるなんて思っても見なかった。西表島温泉は、塩素臭が強くて温泉気分は希薄だけど、宮古島温泉はスバラシイ。残念ながら展望は期待できないのだが、これできれいな海を見ながら入ることができたら極楽じゃ!

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与那覇のほうを走っていたら突然の雨。サニツビーチの公園の巨大な馬の下で雨宿り。

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雨宿り中のヒトコマ。

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ふたたび前浜ビーチ。うまそうな鳥にゃ。

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ホントに前浜ビーチの砂浜はきれいだ。

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ちょっと遅めの昼食は、来間島に戻って「楽園の果実」で薬膳カレー。島野菜を使った独特の風味がある。

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ちょっと青空が見えてきたので、展望台から来間島大橋を写す。

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ちょっと夕暮れモードの長間浜。ため息が出る美しさ・・・。

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ペンションたきなか。台風対策で、ずいぶんと外観が変わってしまいました。

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このあと、バイクのガソリン補給で大変なことがあったんだけど省略(爆)。とにかく、この日はバイクで宮古島を激走した。

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たきなかの夕食は宮古そば付き。ボリューム感抜群!

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2009年01月07日

宮古島へ その11 〜最終回・今度は夏に〜

1月4日(日)、長かった今年の正月休みもこの日でおしまい。宮古諸島の9泊10日の旅も今日で終わりだ。ペンションたきなかで、この2日間一緒だった人たちともお別れ。天気は今日もイマイチ。ホントに天気が良かったといえる日は、この10日間の中でたった1日だけ。まぁ、この時期は仕方がないけど。

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朝食後の、バイクで島の中を一周。そして10時過ぎにペンションを出発した。

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まずはバイクを返すためにサーウェスト宮古島のショップへ向かう。返却時の距離計は4,605.5km。12月26日に借りてからしばらく走った後にチェックしたときは4,124.6kmだったから、この10日間(雨で一日は走らなかったけど)での走行距離は、480.9km+α。給油量はは約11Lだから、だいたいの燃費は45km/L、さすがに4サイクルはよく走る。ただ、教訓的には、100km走ったら念のため給油したほうがベター。特に年末年始は・・・(爆)。レンタル料金は雨の日もあったので一日分だけ割引してもらって12,000円也。長期に借りたため、HPに掲載されている料金よりも安くしてもらっているし、空港への送迎もしてもらってこの料金はとっても良心的だ。

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そして11時過ぎには宮古空港に到着。ゆっくりと売店を見たり、お茶したりで、離陸するまでの時間をまったりと・・・。

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宮古島で過ごした10日間。後半、特に池間島以降は風邪気味になって、咳が出るようになった。さらに最終日はちょっとだるくなってしまい、風が悪化しそうな気配。事実、帰ってきてからダウン気味。原因は、たぶん雨の中、強風の中でも防寒対策不十分でバイクで走ったことかな。

やっぱり今度は夏に行きたい。今度行くとしたら、伊良部島で離発着訓練を思う存分見て、今回いけなかった多良間島でのんびりして、そして池間島のビーチでスノー家リングしてというイメージでスケジュールを組みたいなぁ。

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Panasonic LUMIX DMC-G1 は使えるか?

毎年年末に行われる、今年発売されたベストのカメラは?みたいなアンケートで軒並み一位を獲得したカメラがPanasonic DMC-G1だ。発売前の評判は芳しくなかったし、私自身も?だったのだが、実際に触ってみてその完成度の高さに驚いた。

いずれはこのようなミラーレス構造のレンズ交換式カメラが、市場の一定の位置を占めることは予想されていたけれど、依然として課題が多かったのだ。しかし、ミラーレスの課題だったEVFの見やすさにおいても、オートフォーカスの速さにおいても、予想を大きく超える完成度の高さを示し、将来性の高さを実際のカメラとして示した点は、高く評価されて当然だと思う。もしワタシが昨年発売されたカメラの中でベストのカメラを3機種選ぶとしたら、このLUMIX DMC-G1を選ぶし、また同時にフルサイズの一眼レフを普及させた功績としてNikon D700と、徹底的に光学式ファインダーに拘ったSONY α900を選ぶと思う。

で、このG1を10日間にわたり、宮古島で実戦投入した。持って行った機材は下記の通り。

Panasonic LUMIX DMC-G1(RED)
ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
LUMIX G VARIO 14-45mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S
LUMIX G VARIO 45-200mm/F4.0-5.6/MEGA O.I.S
DMW-MA1 (マウントアダプター)
DMW-BLB13 (予備バッテリー)
OLYMPUS エレクトロニックフラッシュ FL-36
Massa ケーブルレリーズ パナソニック用 NT-RC-MSD

これ、ぜーんぶ入れても2kg程度。まずは軽い・小さいというのが最強のメリットだ。そして光学的な性能においても、従来のフォーサーズの水準を踏まえるものであり、通常感度であれば全く不満はない。高感度も、iso400までは画質の劣化は感じないし、iso800までなら常用感度として使っても大丈夫。iso1600だとさすがにノイジーだけど使えないことはないレベル。E-3と比較して、・・・・とは行っても直接の比較をしたわけではないけれど、高感度が劣るということはなく、むしろ0.5EV程度は強くなっているのではないか、という実感を得ている。

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上の写真はiso800、下の写真はiso1600。いずれもRAWで撮影し、Camera RAWで現像したもの。色温度のみ調整。個人的には、iso800の画像なら常用範囲といっていいと思う。

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1600だとさすがにノイジーで、毛並みのふさふさのディティールが消失気味だけど、これまでのフォーサーズの高感度画質を考えたら、十分がんばっていると思う。リンク先はフルサイズ画像が開きます。

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でも、このカメラの注目すべき点は画質じゃない。やっぱりミラーレス構造から生じるデメリットを、どこまで解消しているか?ということだ。以前にも書いたけど、ふつうに旅行写真や記念写真、風景写真をとる場合には問題は少ない。デメリットがあるとすれば、逆光時のEVFがちょっと見難くなる場合があることだ。液晶画面はもとより明るいところでも醜いけれど、EVFも逆光時には手でハレ切りみたいにファインダーを覆わないと見にくい場合がある。あとはPLフィルターの効果を確認するためにフィルターを回転させても、おおよその効果の強さはわかるんだけど、細かい調整までは自信がもてない点も、ちょっとしたデメリットになるかもしれない。

問題は、動くものを撮る場合だ。やはりファインダー画像はわずかながら微妙な遅延が生じるし、連写ではファインダーの表示が追いつかない。今回は下地島訓練飛行場で飛行機を写してみたんだけど、・・・・まぁ、このカメラに慣れていないということもあって、かなり使いにくかった。

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現時点では最速のコントラスト式オートフォーカスといえども、やはり位相差検出方式には速度はかなわない。動くものを写す場合にはやはり不安が付きまとう。もし、次回、伊良部&下地島に行くときに、このLUMIXをメインで使うかといえば多分、ノーだ。いま持っているカメラの中だったら、・・・・E-3は重過ぎるので(爆)、たぶんE-520を持って行くと思う。

ただ、逆に言うと、このカメラの欠点は、このような「動くものを写す」時だけで、それ以外では大きな不満がないのだ。動くものを写す場合でも、飛行機のように動きの予想が付く場合には慣れで解決する場合もある(スポーツ写真の場合は、まず無理だろうけど・・・)。使い込めば、飛行機や鉄道などであれば欠点を補うことも可能かもしれない。

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カメラの操作性については好みの部分も大きいけど、基本的には良好だと思う。プッシュ式ダイヤルによる露出シフトや露出補正も、慣れればスピーディに操作できるし、合理的だ。しかし、バッグに閉まっている間に連写モードのレバーやダイヤルなどが勝手に回ってしまい、あれっ?となったこともしばしばだった。この辺は、スピーディなアナログ式操作性に拘ってきたパナソニックの開発陣のコダワリが、裏目に出ている部分なのだが、個人的には「功罪」で言えば「功」の部分の方が大きいと思う。

そして、触れなければならないのが、バリアングル式の液晶モニターだ。これはスバラシイ。下記のような蝶の写真だと、バリアングルモニターで近づけば蝶に逃げられずに接近することができる。猫写真もそう。コントラスト方式の広いフォーカスエリアとあいまって、ローアングルの接近戦には、最強のカメラということが出来ると思う。

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結論的には、LUMIX DMC-G1は十分に使えるカメラというのが実感だ。そのコンパクトさは、最強の旅写真カメラといっても過言ではない。そして、その欠点をあらかじめ知っておいて、動くものを写すときのタイミングなどを近所を走っている電車や車なので慣れておけば、かなりの割合で問題も克服できるんじゃないだろうか。(でも、あらかじめ動くものを写すことをわかっている場合は、別の一眼レフを持っていくことをオススメはするけれど・・・)。

ただし、スポーツ写真や連写モードが必要な場合は、やはり現時点では克服できる術は、正直思いつかない。この辺は割り切るしかなさそう。ポートレートではまだ使ったことがないけれど、顔認識オートフォーカスが使えるので、かなり使えるのではないかと、期待している。今度機会があったら、Sumilluxをつけて実戦投入する予定だ。

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2009年01月18日

オリンパス製のマイクロフォーサーズは?

宮古島から帰って以来、風邪が悪化して寝込み、仕事を休んだりして絶不調モードだったのだが、ようやく改善の兆しが見えてきてなんとかブログ更新。

さて、Panasonic DMC-G1が第一号機としてはかなりの完成度で、マイクロフォーサーズの可能性を実感させてくれた。Panasonicの思惑は、あくまでも従来の「エントリー向け一眼レフ」に代わる位置づけを狙っているのは明らかで、その一眼レフ的なペンタプリズムを模したデザインにもその意図が表れている。個人的にはペンタプリズムもないのにあんな突起?部分は邪魔だし、いらんだろうと思うんだが、実際にパナソニックが狙っているユーザー層にはあのデザインが有用なのかもしれない・・・よくわからんが(笑)。

ところがオリンパスが発表したマイクロフォーサーズのデザインは、コンパクトカメラの延長線上のデザインで、パナソニックのそれとは明確に違う。オリンパスの意図は、あくまでもメインは従来のペンタプリズムを持ったフォーサーズであって、マイクロフォーサーズはサブシステムという位置づけなのだろう。RICOH GR DIGITALやSIGMA DP-1みたいな高級コンパクトカメラのポジションで、レンズ交換ができるシステムを目指しているんだろうと思う。まだざっくりとした初期段階のモックだからまだまだ変わるとは思うけど、このモックから見て取れることは、・・・

  • かなりコンパクトな外観で、この大きさだとオリンパスが自慢のボディ内手ぶれ補正を内蔵させることはむずかしいかも・・・。
  • ボディ内臓のEVFなし。オプションの外付け式FVF用の端子も見当たらない。
  • レンズは単焦点だと思われ。

たぶん、E-420に25mmパンケーキをつけてライヴビューで写す人だったら、このマイクロフォーサーズの方が合理的なシステムになるんだろうと思う。実際にこの間、宮古島でE-420を持っていた人が砂山ビーチにいて、記念写真を写すのを頼まれたんだけど、その人はずっとライヴビューで写していたっけ・・・・。

ただ、個人的にはこのオリンパスの方向性には、ちょっとなぁ・・・・という感じがする。ちょっとパナソニックと比べると芸がない。個人的には、一眼レフのフォーサーズよりも大きなファインダーが作れるEVFを搭載しないというのは、マイクロフォーサーズのメリットをスポイルしていると思うし、望遠レンズをつける場合はやはり液晶モニターでは不安定だ。やっぱり、外付け式であったとしてもアングル可変のEVFは絶対に必要だと思う。

それにオリンパスには、パナソニックのような超高速コントラスト式オートフォーカスを開発できるのかどうか、超小型のボディ内手ぶれ補正システムを開発し搭載できるのかどうか、がワタシ的な注目ポイント。この2点はぜひとも頑張って開発してほしい。

で、オリンパスに作ってほしいカメラは、防水型マイクロ・フォーサーズだ。レンズマウントに何らかの細工が必要になってくるけど、防水ハウジングなしで水深10m程度、・・・いや3m程度でもいいけど、水中撮影に対応できるコンパクトなカメラシステムがあれば素晴らしい! かつてのフィルム式水中カメラの代名詞ニコノスのデジタルカメラ版が実現すれば、相当のインパクトを与えるカメラになると思うし、水中ハウジングや、コンパクトカメラでもμで生活防水を実現してきたオリンパスらしいカメラになるだろうと思うのだが、どうだろう。

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2009年01月25日

梅田敏明&都響 日本管弦楽の名曲とその源流7

1月22日の定期は、都響がコダワリをもって取り組んでいる日本の作曲家の作品を取り上げその作品を取り巻くルーツを探るシリーズだ。なかなか観客動員が難しい取り組みではあるけれど、東京文化会館は大体7割程度の入り。定期会員の律儀な参加を得て、この選曲としてはスゴイ観客動員といえると思う。

指揮:梅田俊明
ピアノ:野原みどり

<日本管弦楽の名曲とその源流−7 プロデュース:別宮貞雄>
ダニエル=ルシュール:舞踊交響曲
矢代秋雄:ピアノ協奏曲
別宮貞雄:交響曲第4番『夏1945年(日本の挫折と復興)』

開演前に音楽評論家の片山杜秀氏の解説があって、3人の共通点はパリ音楽院で学んだことfだ。矢代と別宮は同時期にパリ音楽院に留学してメシアンらに師事したらしいが、そのメシアンとダニエル=ルシュールは同時代のフランスの作曲家だ。作風としては、なんとなくバルトーク風ということでも共通点があって、リズム感を基調とした音楽構成が息づいている。その一方で、フランス的な空気感、アンニュイなエッセンスは希薄だ。

正直言ってバルトークですら苦手系の作曲家なので、この日の作品が楽しめたかというと否定せざるを得ないが、別宮の交響曲の敗戦を描いた作品の描き方は興味深かった。一般的に敗戦は挫折として描かれ、暗い楽想で描かれるものと思い込んでいると、この曲を聞いて驚く。この曲で描かれる「敗戦」は、「解放」であり「自由」であり「可能性」として描かれている。戦争を体験した年代の人に聞くと「子供心に戦争が終わったことを知ったときには嬉しかった。喜んではいけなかったので顔には出せなかったけど、これで戦争が終わったんだと思ってホッとした」という言葉がでてくる。この作品のアプローチは、別宮だけではなく、当時の戦争体験者の共通の思い出なのかもしれない。

posted by のら at 02:07| Comment(0) | TrackBack(0) | orchestra-TMSO