2008年03月01日

西表へ 初日

昨日は池袋にできた新しい猫カフェ「ねころび」に行って、かるく食事をして帰ったら午前様。東急ハンズの裏手にあって、雑居ビルの3階にある。お店に入ると、女性を中心に先客が10人くらい。店は広いけど、猫の数よりもお客さんのほうが多いくらい。目黒のカールアップカフェの場合はソファでくつろぐ感じだけど、ここはカーペットの上で猫と遊ぶ感じ(ソファもあるけどね)。値段は1時間1,000円だけど、フリードリンク。子猫が多くて、とっても癒された。最初は一時間だけのつもりだったのだが、ついつい長居してしまった。写真はたくさん撮ったんだけど、今はRAW現像が難しいので掲載はあとで。

さて、今日から西表島への旅の始まりである。ストレスの多い日常を離れて、これから1週間、羽を伸ばしまくる予定である。13:15予定のJTA073便は、30分以上遅れて羽田を離陸し、いまブログを書いているのはボーイング737-400の機内である。機長のアナウンスでは、石垣空港到着は17:10頃。到着が30分ほど遅れたけど、八重山と東京では、日没の時差が1時間以上あるのでまだまだ明るい時間だ。

今日は関東地方も暖かくて、花粉さえ我慢できれば過ごしやすい気候だったけど、はたして八重山はどうだろうか。3月は「うりずん」と呼ばれていて、もっとも過ごしやすい時期といわれているけど、上旬はまだまだ雨季の名残が強い。天気予報を見ても、八重山は曇りや雨の予報が続いている。それでも気温は東京よりも高いので、はるかに過ごしやすいハズだ。旅のメインは西表島だけど、経由地として石垣島にも宿泊する。今夜の宿は石垣島の民宿だ。今度の旅は、どんな出会いがあるだろうか。楽しみ〜。

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飛行機、大幅に遅れて・・・

飛行機が沖縄本島を飛んでいる頃はまだ雲の切れ目があったのだが、先島に近づくと雲が厚くなり始め、飛行機が着陸のために高度を下げて雲の中に突入すると、その下にも厚い雲があって、雲が幾重にも重なっている。この時期の先島は、まだ冬なのだ。雲の下に石垣島が見えてきて、その先には竹富島が見える。太陽光が差し込まないので海の色はさえないけど、それでもエメラルドグリーンの色合いは感じられる。

羽田発石垣行きの飛行機は、予定よりもさらに遅れて石垣空港に着陸したのは約1時間遅れの17:35。気温は18度。東京で言えば4月上旬くらいの気候だろうか。Tシャツと長袖だけでも過ごしやすい。乗り合いバスに乗って、石垣市街地のバスターミナルに着いたのは18:30。今日の宿、「ティダヌファ」は初めての宿だったが、土地勘はあったのですぐに見つかった。公設市場から近い便利な場所だが、裏通りなので初めての人だとちょっと迷うかもしれない。建物は古いけど、リフォームしてあって民宿としては綺麗な部類。私の部屋は3畳程度の広さのシングルルームで、朝食つき4,300円。

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荷物を置いたら、早速、夕食へ。宿の人が薦めてくれたのは、近くの「南の島(パイヌシマ)」という店。オススメにしたがって入ってみることにした。まずはオリオンビールの生、そしてゴーヤチャンプルと島魚の刺身(マグロ、ブダイ、カジキの三点盛)、そして最後に沖縄そばをオーダー。店の雰囲気もよく、値段もまぁまぁ、そして味もウマイ。

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ゴーヤチャンプルは、東京で注文するものよりも量が多い上に安い(600円)。ゴーヤの切り方も厚めで、苦味もいい具合に残っていてウマイ。

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刺身は、手前からマグロ、白身がブダイ、奥がカジキマグロ。南の島の魚にしては美味だと思う。値段は700円。一人前でちょうどイイ。

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とってもシンプルな八重山そば。久しぶりに食べたので満足!おなかいっぱい!

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泊まっている民宿のお部屋。狭いけど必要充分。アジアンテイストで内装が統一されていて、枕はなんとテンピュール(高級品!)。ところどころ古さは感じるけど、いい宿だと思う。ただしホテルじゃないから、部屋には冷蔵庫はないし、トイレや風呂は共用だ。

posted by のら at 23:26| Comment(0) | TrackBack(0) | Trip-Okinawa

2008年03月02日

離島桟橋

朝は晴れていたのに、雲ってきました。でも暖かい。
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posted by のら at 11:45| Comment(0) | TrackBack(0) | Trip-Okinawa

美らいもアイス

西表島大原。バスがくるまで30分待ち。焼き芋の味です^^;。
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2008年03月03日

西表島へ 第二日目

3月2日(日)のこと。ホントは宿にインターネット回線があるはずだったのだが、チェックインしてみたら故障中とのこと。したがって遅れて更新することになる。

石垣島の民宿「ティダヌファ」で起きたのが7時過ぎ。残念ながら遮音性が悪い宿なので、どうしても朝が早くなってしまう。朝食はパンとサラダ、スープとコーヒーというシンプルなもの。だけどみんな美味しい。0302asa

宿に荷物を預けて、10時前にチェックアウト。まずは離島桟橋にある石垣島観光センターで、申し込んでおいた「島学校」の案内を受け取った。そして11時まで時間をつぶして、昼食はいつもの「さつき」に入った。オーダーはもちろん500円の日替わりランチ。煮物(おでん)とジューシー(炊き込みご飯)サラダとアオサ汁、漬物。地元の人が多い店だけに、安くてウマイ。

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そして12時ちょうどの八重山観光フェリーで大原港に向かった。波もなく、穏やかな35分間の航海だった。

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大原ではターミナルで時間をつぶすために「美らいもアイス」を食べて、13:20発の白浜行きのバスに乗り、西部にある「住吉」で降りる。そこにはすでに宿泊先のお迎えのワゴン車が来ていて、さっそくイルマーレウナリザキにチェックインした。

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部屋はシングルルームで、窓からは月が浜が見える。オーシャンビューで良い景色だ。決して豪華ではないけれど、部屋には冷蔵庫もある。新しいホテルだけに、とってもキモチ良い。オフシーズンなら朝食つきで6,500円なので、民宿には抵抗感がある人でもここなら大丈夫なのではないだろうか。

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2008年03月04日

西表 島学校のナイトツアー

3月2日(日)の続き。

イルマーレ・ウナリザキにチェックインして、しばらく休憩後の午後4時前に向かったのは、西表島エコツーリズムセンター。ここで「西表 島学校」の入校式が行われるのだ。島学校とは、竹富観光協会が主催して今年度からスタートした企画で、「じっくり滞在することで見えてくる人と自然のつながりをコンセプトに、島人と自然と参加者でつくる、新しい旅の形」をコンセプトの4泊5日のツアーである。私はすでに飛行機の手配が完了し、日程が決まってからいろいろと情報を集めているときに、偶然、この企画をネット上で見つけた。それまでは行き先を波照間か西表のどちらかをメインに考えていたんだけど、この企画を見つけたのも何かの縁だと思って、申し込んでみることにしたのだ。

この手の滞在型の企画の場合、定員の30人に達することはまずないだろう、・・・まぁせいぜい10人くらいかなと思っていたんだけど、今回の旅行を募集した「西表島観光センター」で参加者たったの2名と聞いて、さすがに驚いた。募集要項には最少催行人数1名との記載はあったことは記憶しているが、正直気が重くなった。が、まぁ、ここまで来たら仕方がない(爆)。

入校式では、校長の挨拶や竹富町長の祝辞の代読、講師の紹介やオリエンテーションなどの次第。もちろん、生徒よりも先生のほうが数が多い。まるで過疎地の分校の生徒の気分・・・・って違うかっ。入校式の後は、宿に戻ってちょっと早めの夕食。そして18:40ごろに夜のツアーに出発して、西表バナナハウスの森本さんをツアーガイドに、白浜へ向かう旧道沿いの道でヤエヤマホタルとイリオモテホタルを観察した。夕闇の帳が降り始めるとともにホタルの光が少しづつ見えてくる。私がこれまで見たことがあるホタルよりも発光の周期が短く、点滅しながらゆっくりと飛んでいる。そしてあたり一面が真っ暗になって、ヤエヤマホタルの乱舞が始まった。沿道の草木が生い茂った山の中は、あたり一面、ホタルの光が点滅している。その発光の周期がグループごとに揃ってくる。

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写真はOLYMPUS E-3 & 12-60mm。1分間の露光だけど、ホタルの光は弱く、肉眼ではハッキリ見えるのに、カメラには思ったようには写ってくれなかった。Summiluxを持っていくべきだったと、ちょっと後悔。

その頃から、他のツアー客も集まってきた。どうやらここはホタル観察の「名所」らしい。その後、石垣島と西表島にしか生息しないイリオモテホタルを観察。ふつうに私たちが思い描くホタルとは違って、地面に生息する白い米粒大の大きさのホタルである。こちらは点滅はしないで、道端でぼんやりと光っている。

そして、今度は子午線のモニュメントと、浦内川河口付近のマングローブの森を観察。夜のマングローブは、カニやトントンミーも人が近づいても逃げないので、昼間よりむしろ観察しやすい。ガイドの森本さんは、ホタルやマングローブの生態を通じて、動植物の名称には必ず理由があること、その生態にも合理的な根拠があること、島で生きる生き物は連鎖で繋がっていることを熱心に語ってくれた。

個人的にはネコ好きなので、ヤマネコについて語ってくれたことを書いてみよう。ヤマネコというと山奥に住んでいると思われがちだが、実際には標高200m以下の低いところに住んでいて、昔から田畑にいた小動物などを捕らえるために人里に近いところに来ることも多かった。その数は、現在80〜100頭と言われている。しかしヤマネコの縄張り大きさ(概ね5km四方)を考えると、この数がちょうどいいらしい。これ以上、数が増えすぎないように、ヤマネコ自身も繁殖能力も低くなり、年2匹程度しか生まない。イリオモテヤマネコはベンガルヤマネコの亜種というのが現在の学説の主流だけど、ベンガルヤマネコは泳がない。しかし西表は川が多く、移動や猟を行うために、独自の進化を遂げ、水を恐れないようになった。

帰り道で、森本さんは、よくヤマネコが出没するところで車を止め、懐中電灯を森の中に向けた。もしヤマネコがいれば、目が光るハズなのだが・・・・・・・残念ながらヤマネコと出会うことは出来なかった。

posted by のら at 08:28| Comment(0) | TrackBack(0) | Trip-Okinawa

ピナイサーラの滝

3月3日のひな祭りの日は、島学校2日目(意味不明)。早朝に目が覚めてしまい、ベランダに出ると、南側の空にたくさんの星が光っている。今日は、きっと良い天気だ!

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島学校2日目は、ピナイ川流域のトレッキングツアーである。朝8時半にお迎えのワゴン車が到着。ガイドは、クロスリバーというショップの小室さん。

ピナイサーラの滝は、5年ほど前にも行ったことがあるんだけど、ぜひまた行ってみたい場所だったので、今回のプログラムは楽しみだった。まずはワゴン車でマーレ川のカヌー置き場に向かい、そこで簡単なカヌーの操作指導を受けたのちに、シングルのカヌーに乗り込む。舵なしのカヌー(カヤック)に乗るのは久しぶりだったけど、バランスのとり方は共通なので、すぐにスイスイと薦めるようになった。天気も良くて、マングローブを通り抜ける風も気持ち良い。

マーレ川をぬけて船浦湾の中州に上陸。まずは干潟の生き物を観察する。定番は、ミナミコメツキカニだ。泥の中の栄養分をこしとって、そのあとの泥を米粒ほどの大きさに丸めて置いていく。このカニは、人が近づくと、泥の中にもぐってしまうのだが、しばらく足音を立てずにじーっと観察していると泥の中から顔を出す。そこを捕まえて記念写真を一枚↓。こうやって見ると、青くて、意外と綺麗だ。

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そしていよいよピナイ川に入る。カヌーを漕ぐ距離は、ちょっと物足りないくらいくらいだけど、遠かった滝がだんだん近くに見えてくる。

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カヌー置き場からは、歩いて40分ほど。かなり足場が悪い急な道を登るのだが、ガイドの小室さんはころあいを見計らって動植物の解説を入れて足を休めてくれるので、疲れることはない。そして落差55m、沖縄県最大の落差の滝の上に到着。他のツアー客もいたけど、多かったのはガイドなしの学生だ。全部で20人くらいいたかな。それでも夏場よりは空いているハズ。

そして滝の上からの眺めは絶景だ。ちょっとモヤがかかっているのが残念だけど、遠くバラス島や鳩間島が見える。

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カヌーのツアーといえば昼食は八重山そばが定番。黒紫米のおにぎりも美味しかった。

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ついで滝の下へ。急な坂道を降りるのも、ちょっと大変だし、その後に滝の下へ行く道も20分くらいかかる。こっちのほうが疲れるかも。

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久しぶりのピナイサーラの滝。終始、天気も良くて楽しい一日だった。今回はOLYMPUS E-3とRICOH GX100の両方を滝の上まで持って行ったけど、GX100だけでも充分だった。

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2008年03月05日

干立の集落を歩く

島学校3日目=3月4日(火)のプログラムは、まず午前に西表島西部の干立(星立)の集落を散策するというものだ。

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朝9時35分に住吉からバスに乗り、星立で降りるとそこには今日のガイドさんが待っていてくれた。今日の案内は、干立の公民館長が直々に勤めてくださるとのこと。まずは公民館に向かい、そこで公民館長からこの集落の歴史などのの説明を受けた。上の写真の門柱をよく見ると、左側が「星立集会場」、右側が「干立公民館」と書かれている。正式には「干立」が歴史的な名前だが、かつて「干」という字が村が枯れるというような意味合いがあるとして、集落の総会で「星」に変える決議が行われたらしい。しかし、地名の変更に必要な正式な届出をしなかったために、名前が両方残り、現在では歴史的なものを重視しようという意見が主流となってきたため、「干立」が使われているとのことだたた。

現在の集落は、人口108名、58戸。このうち移住してきたものが1/3、高齢者が1/3、そして子どもたちが23名とのこと。この干立の集落が、歴史上の文献に始めて登場したのは1647年の「宮古八重山両島絵図帳」の中でとのことなので、少なくとも400年近い歴史があることになる。集落の始まりは、村の北西にあるイミシク高原から移住してきた兄弟=フタベとカイレによって始まったといわれていて、その両家はいまでも村の行事の中心となっているらしい。

そして公民館長に、集落の中を案内していただいた。巨人の足跡という意味の「マヤパタラ」、現在はコンクリートの橋になっている与那田橋だがそれ以前に使用していた石橋の残欠、4ヶ所のウガン(御嶽)とそれぞれの井戸などを丁寧に説明していただいた。

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上の写真は、集落の中でも最も重要なムトゥウガンと呼ばれるところで、この鳥居の向こうは苔むした階段になっていて、村の草創の時から守り神とされているところだ。

集落を一周した後に、また公民館に戻って村人の暮らしやこれからの課題などの話を聞いた。個人的に一番印象に残ったのは、ユイマール(相互扶助)の精神についてだ。砂地のため、畑を作るのに適さない干立は、米作りの時期はお互いに助け合い、アングミと呼ばれる集団で行う漁を行い、イノシシが捕まえた時には皆に振舞ったらしい。ユイマールの精神というのは、厳しい自然環境の中で培われたひとつの文化なんだろうと思う。そうした関係の中で培われた共同体意識は、さらにさまざまな節祭をはじめとする行事を行うことで、いっそう強く育まれてきた。

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このあと、公民館長と一緒に、集落で唯一の食事処「カナザヤン」(集落の裏手にある山の名前)で八重山そばを食べた。写真は野菜そばで600円。ダシがウマイです。

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紅露(くーる)工房での染物体験

3月4日(火)の午後は西表島に伝わる伝統的な染物を体験することになった。個人的には、こういった一連のプログラムに入っていなければ、絶対に申し込まなかったであろう内容で、正直言ってこれまで興味の薄い分野だった。でも、やってみたら、とっても興味深いことばかり。先生は、この工房の代表の石垣さんと森田さん。とても丁寧に教えていただいた。

まず工房の名前である「紅露」は「くうる」と読むらしいが、これは島で採れる独特の芋のこと。人間の食用には適さないが、イノシシが薬代わりの掘り起こしてかじるらしい。そして、この芋が染料として適していて、とても良い色を出すのだ。この芋の名前をとって、工房の名前にしたとのこと。実際にこの芋を染料にするためにチップ状にしたものがあったので、かじらせて貰ったのだが、これが苦くて薬みたいな味。

0304kinuさて、私が染めたのは、絹で織られたざっくりとした感じの布。この布地を折って木の棒で挟んだり、輪ゴムで部分的にくくったりすると、その折り方、くくり方に応じて独特の模様が作られる。ある意味、その模様は偶然の産物なのだが、それも染物の面白さのひとつなのだ。私は両端は斜めに折りたたんで、真ん中の三箇所を輪ゴムで止めてみた。

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染料は、当初、フクギを使う予定だったのだが、今回だけインドからの研修生のために作ったヤエヤマヒルギの染料が残っているとのことで、これを使わせていただくことになった(注:ヒルギは台風などで倒木したものを拾い集めて保存し、それを使っているとのこと)。このヒルギをチップ状にし、長時間煮詰めて濾したものを染料として使用する。沸点直前の高温の染料に布を入れ、時々攪拌して1時間程度染める。それを一度水にさらしてから灰汁に漬けると、発色が鮮やかになる。今度はその布を浦内川に持っていき、その布を洗うのだが、浦内川の汽水域の塩分濃度が、独特の発色を生み出すらしいのだ。工房近くの川岸には、植樹したヤエヤマヒルギがあり、そこが布をさらす場所になっている。

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そして、工房のすぐ脇は芭蕉布の原料となる芭蕉の木が植えられているので、布を作るためのすべての材料はこの島の中で生み出されているのだ(今回の体験では絹を使ったけど・・・)。布を染料につけている空き時間に、芭蕉の畑を見学させてもらったけど、芭蕉の幹から中心部の繊維を削りだし、それを干して、紡いでいく作業がとても手間がかかりそうだ。

で、出来上がった布はというと、・・・・・

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色は素晴らしいが、模様はちょっと得体が知れない感じだ(爆)。でも、自分的にはかけがえのない一枚。

で、この染色体験で学んだことは、この島の天然の素材の豊かさである。この島にある素材だけで、之だけのものが作れるとは思っても見なかった。きっとまだまだ知られていない染料となる素材もあるのかもしれないし、その染料の組み合わせ次第で、さまざまな色が生み出せるかもしれない。そんなことを考えさせられる、とても面白い体験だった。

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2008年03月08日

星砂の浜 ビーチコーミングとシュノーケリング

3月5日=島学校最終日の午前中は、西表島で最も有名なシュノーケリングのポイントである星砂の浜のビーチコーミングだ。浜に打ち上げられるさまざまなものを観察するプログラムである。朝から気温が低く、北風が強かったため、まずはイルマーレウナリザキのダイビングショップでレクチャーを受ける。まずは西表島の位置について。

西表島は、私が住んでいた東京から2000kmの距離にある。また鹿児島からは1,000kmだが、フィリピンからは900km。また沖縄本島からは500kmだが、中国からは450km。さらに台湾からは200kmの近さだ。西表は、日本よりも外国から近いところにある、国境に近い島なのだ。そして黒潮の流れに乗ってさまざまなものが漂着すると考えられる。

そして、車で星砂の浜に移動し、そこでビーチに漂着したと思われるるものを拾って、「楽しいもの」と「楽しくないもの」に分類する。この浜は、前日にボランティアが清掃した後とのことで、その後一日も経過していないところでビーチコーミングをしたんだけど、いろいろなものが落ちている。椰子の実、珊瑚の欠片、中国の米の空き袋、中国のペットボトルと菓子の袋、フィリピン製の醤油の袋、タイあたりのものと思われる文字が書かれたペットボトルのラベル、漁業用の浮き玉数個と発泡スチロール、ガラス製のビンなどなど・・・ちょっとした時間だったんだけど、かなりのサンプルが集まった。集まったサンプルを見ても、これは「楽しくないもの」が多い。特にプラスチック系のゴミが多いのは困ったことだ。

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その後、レストラン星砂の浜に移動し、ゴミのことを一緒に考えることになった。この海岸に打ち上げられたゴミ、これを処分するには多額の費用がかかる。西表では処分できないため石垣島への運搬だけで70万円くらい、それに処理費用が1tのゴミの袋ごとに1万円ほどかかるとのこと。しかし、このゴミを処分する責任者は、法律的には決まっていないため、どうすることもできないのが現状らしい。ゴミを集めるのはボランティアで出来るとしても、それを処分するための施設もなく、また多額の費用がかかるためボランティアの域を超えてしまう。さきほどのビーチコーミングで集めたゴミも、あえてその場に置いてきたのだが、そういうわけだったのだ。竹富町もがんばっているが、財政的にも処分場の問題でも困難。どこかで行き詰ってしまうのだ。

この現状を打開するため、国を動かして全国で環境調査を行っているとのこと。海岸に打ち上げられるゴミを調査し、そのゴミの種類、生産国、そして処分に必要な経費などの調査を行い、今後の海岸でのゴミ処分のあり方を探っていくことになっているらしい。島での家庭ごみの処分のあり方とあわせて、なかなか解決が難しい問題だけど、西表のかけがえのない自然を守っていくために何が出来るのかを考えさせられる。

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昼食は、レストラン星の砂で、ソーメンチャンプル。その後、この北風吹きすさぶ寒さの中をウェットスーツに着替えてシュノーケリングだ。何回か自己流でシュノーケリングはやったことはあるけど、シュノーケルの水抜きの仕方などをきちんと習ったことはない。そういったことも含めて、ダイビングショップ・ウナリザキの大島さんが基本的なことから指導してくれたのはありがたかった。

ウェットスーツは、着慣れないので最初は苦しかったが、慣れるとそれほどでもない。海に入ると水がしみこんできて最初は冷たいけど、その水は体温で暖められて今度は体を保温してくれる。それにスーツそのものに浮力があるので、おぼれる心配はほとんどない。潮が引いた星砂の浜は浅くて、珊瑚で体を傷つける心配もあるけど、ウェットスーツを着ていればそういう心配もいらなくなる。大島さんは、シュノーケリングでもウェットスーツは絶対に必要と力説していた。

ここは安全なシュノーケリングポイントとして有名だけど、その中でもさまざまな魚に出会える。大きなものではカマスやウミヘビ、小さなものではコバルトスズメダイなどなど。それに生きている「星の砂」=サンゴの一種であるバキュロジプシナが藻の合間で漂っている姿も観察できる。かなり寒かったので午後15時過ぎには上がってしまったけど、こんなに間近で解説してもらいながらシュノーケリングをしたのは初めて。残念だったのは、水中用のPentax WPiを持参しなかったこと。持ってくればよかった〜。

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西表島学校 卒業式&交流会

3月5日(水)、第1回西表島学校のすべての「授業」が終わった。シュノーケルが終わって宿に戻り、長かったようで短かった4日間を振り返ってみた。これまでの復習のような内容もあり、延長線上の授業もあり、そして見知らぬ新しい世界を見せてくれる授業もあった。たった2名の生徒に対しても、ホントに熱意を持って教えてくれたと思う。教えてもらった魚や植物、昆虫などの名前は、もしかしたら忘れてしまうかもしれない。でも、この島学校で教えてくれた人たちの島を想う気持ちだけは忘れないだろうなー。

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18時半からはイルマーレウナリザキのゆんたくルームで卒業式。島の素材を使った手作りの紙で作った卒業証書(写真の名前はウチの猫の名前だ!)を頂き、教えてくれたの講師全員来てくれて講評を頂く。そして1階のレストランに移って交流会=のみ会。浦内にあるキッチンinabaで唄っている島歌歌手の平良さんも来てくれて、西表を中心とした民謡を聞かせてくれた。唄や三線はもちろん巧いけど、このレストラン、響きが素晴らしい。残響はたぶん2秒以上、まるでコンサートホールみたい。そして、あっという間に10時になり、ゆんたくもおしまい。

その後、イルマーレウナリザキのすぐのところにある砂浜で、夜光虫の観察。海水を棒でかき回すと水中のプランクトンが発光するのだ。これははじめて見た。残念ながら、これはカメラには写らない。

最初は2人だけということで気が重かったけど、終わってみたらとても充実した4日間だった。決してお金では買えない経験だったと思う。また必ず西表に帰って来たいと思う。

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ヤマネコ発見の地・船浮

3月6日(木)、西表島学校も終わったので、イルマーレウナリザキもチェックアウト。食事は今ひとつかなと思うけど、部屋はとっても良い。部屋の形はホテルだけど、スタッフはダイビングショップ的でフレンドリー。2日目夕方からは無線LANも使えるようになったし、とても快適な宿だった。でも夏はダイバー中心になりそうなので、その他の人は泊まりにくくなるかも。

9時半頃、車で次の宿であるペンション星の砂に送ってもらい、そこで大きな荷物を預け、レンタバイクをやっている「さわやか荘」に電話して迎えに来てもらう。天気もよさそうだったので2日間借りることにした。代金は6,000円(初日3,500円+2日目以降2,500円)。かなり古いホンダDioだったけど、結構パワーがある。

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バイクのエンジンをかけて、早速、白浜方向に向かう。途中、浦内川で写真を撮っていたら、軽トラックが止まって誰かなと思ったら、バナナハウスの森本さん! 必ずまた島に帰ってきますよー。

そしてバイクは長いトンネルを抜けて白浜へ。ここで島の周回道路はおしまい。この先の船浮という集落に行くには船に乗り換える必要がある。港に行ってみたら、おいおいっ、ちょうど船の出港の時間だっ。あわててバイクの鍵を抜いて船に乗船させてもらう。客室に入ると、意外なほど観光客が多い。一人は一眼レフを持っているし、若い女性二人、母娘、・・・意外と船浮もメジャーになりつつあるのかな。

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船浮小中学校の校庭と、奥に見えるのが体育館、そして犬だ。ここも犬が多い。小学生と思われる子どもたちが堤防沿いで犬と遊んでいたので「こんにちはー」と声をかけると元気欲あいさつが返ってくる。そして、とても人懐こい。でも、君たち、学校に行かなくていいのか(爆)。それとも休み時間だったのか。

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そして集落を抜ける道を10分くらい歩くと、ビーチが見えてくる。ここがイダの浜だ。船浮に来るのは2回目だったけど、前回はシュノーケリングの「しげた丸」での20分くらいの上陸だったので、イダの浜などには行けなかった。この浜は今回が初めて。

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潮が引ききった時間だったので、海の色は今ひとつだったかも。でも、綺麗なビーチだ。暖かくて風も収まっていたので、泳いでいる子どもたちもいた。

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集落に戻って、山猫発見の地! 鶏小屋を襲っているヤマネコを捕まえたらしい。もちろん山猫の存在は島の人にはずーっと前から知られていたけど、学術的な意味ではこの地で捕らえられたヤマネコによって新種であることが証明されたわけだ。当時は20世紀最大の生物学的発見と世界的に騒がれた。

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船の帰りの時間の関係で、12:50の船で帰った。滞在時間は2時間弱。集落を見てイダの浜に行くだけなら、この時間だけでも充分。浮桟橋も出来ているし、堤防の工事も行われている。宿もあるんだけど、日帰り観光客も増えてきたので、泊まってもまったりしにくくなってしまったかな〜。朝夕は静かだろうけど。

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船浮から戻ったら13時でお昼ご飯の時間。レストラン白浜で一番人気という「とんかつ定食300g」を注文(1,200円)。揚げるのに時間がかかったけど、目の前に出てきたらかなりデカイ。これなら200gでも充分だったよー。

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ペンション星の砂

3月6日からの2泊は、ペンション星の砂。星砂海岸を目の前に臨む、西表の中でも絶好のロケーションを誇る。もともと窓からの見晴らしがよい宿が好きなので、オフシーズンの安い機会を逃さずに泊まることにしたのだ。ホントは和室の予約だったのだが、オフシーズンなのでアップグレードしてくれて、1階のツインルームのシングルユースが2食付で7,500円。

で、部屋に入るとこんな感じ。

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かなり広いし、バス・トイレ・冷蔵庫・テレビつき。夏場ならクーラーも無料。しかも窓を開けて外に出ると緑の芝生が広がり、その向こうには星砂海岸が広がっている。これならば7,500円は納得のお値段だ・・・つーか安い。ただし問題もある。インターネット環境はナシ。夕食は6時からとちょっと早め。朝食は8時15分からとちょっと遅め。

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そして上が、3月6日の夕食。レストハウス星の砂の窓際の席が用意された。揚げ物がメインだったので、沖縄色はあまり感じない。ビールはもちろんオプションです。

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で、これが3月7日の朝食。ポーク卵ではなくウインナー卵なので、沖縄色ナシ。。味は全体的に不可もなくという感じで及第点。この値段ならオススメの宿のひとつです。

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西表島を一周!

3月7日(金)、昨日借りたバイクで、朝、トゥドマリ浜(月が浜)へ。トゥドマリ浜は、西に開けているので背後の木が影になっている。砂がとっても細かくて美しい浜だ。そして、昨日とは反対方向にぐるっと廻って大原方面に向かう。

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途中、船浮湾のところでバイクを止め、そこにやってきた沖縄特有の種類だと思うけどメジロやってきた。かわいかったので一枚パチリ。

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ネコ注意!

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小浜島がよーく見える展望スポット近くの牧場で。警戒心が強いくせに、近くに寄ってきたので記念に一枚。私が帰ろうと思って立ち上がったら、牛さんはびくっとして後退りした。

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そして由布島到着~。潮がかなり引いています。

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由布島に一度行ったことがあるので、まわりのマングローブを観察。ここにはミナミコメツキガニはいない(汽水域じゃないからかな?)けど、多種多様なカニさんがいる。立ち止まってじっとしてると地面に空いた無数の穴からワサワサ出てくる。写真はシオマネキの一種だと思うけど、小さな左のハサミで泥を口に運んでいる。

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その後、西表野生生物保護センターに向かい、ステッカーと絵葉書をおみやげに購入。自分のバイクにも安全運転祈願で貼ろうかな。第4次ヤマネコ生態調査の報告書は、当初の3月から5月以降に遅れるそうだ。

ガソリンが途中で切れるカモと思って、大原まで行って給油。171円/Lという値段でした。このまえ自宅近所でガソリンを入れたら144円/Lだったからかなり」高い。ここまでのガソリン消費量は約2L。

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帰り道にあった由布島近くの「猪狩屋」で食べたお昼ご飯は、「イノシシ汁」1,200円。イノシシのいろいろな部位の肉が入っている。野趣溢れる味、・・・・だけど骨が多くて食べるところが少ないかなぁ。味は好みが分かれそう。この店では、黒糖作りの体験などもできるらしい。この店の黒糖や黒蜜を試食させてもらったけど、かなり味が濃い〜。ちょっと値段が高めだけど、これはウマイと思う。

そして帰り道は、潮がめっちゃ引いている時間帯で、小浜島も歩いて渡れそうな感じ(もちろん、歩いて行けるワケない!)。マングローブもみんな白い砂地の地面が露出している。宿に戻って星砂の浜をみたら、向かいの小島まで地続き状態。ここまで潮が引いているのははじめてみた。さっそくマリンシューズに履き替えて海に入ってみた。藻に絡まっている生きた「星の砂」を改めて観察〜。

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夕食後、暗くなり始めた道をバイクで飛ばして浦内川へ。夕暮れのマングローブの、独特の雰囲気は大好き。

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明日はいよいよ西表島を離れる日になってしまった。あっというまの6日間だった。

posted by のら at 15:32| Comment(0) | TrackBack(0) | Trip-Okinawa

西表を離れる日

3月8日(土)、いよいよ西表を離れる日だ。島学校の4日間はスケジュールがいっぱいだったけど、その後の2日間は予定に追われることなく気ままな時間を過ごしてきた。いろいろな思い出ができたけど、ここで一区切り。

話は深夜のことになるが、このペンション星の砂に泊まって不思議なことがあった。深夜、星砂の浜では海の上や中を懐中電灯で照らす明かりがいくつも見えるのだ。何かを探しているかのような明かりの動きだったが、良からぬものを見てしまったのかとも思った(^_^;)。朝食のときにペンションのねーねーに聞いてみた。「あ、あれは海岸で漁をしているんですよ〜」とのこと。この時期はタコがとれるらしい。深夜に行っていたのは、どうもその時間が干潮の時間だったからだろう.

朝食後、借りていたバイクに乗って上原にあるガソリンスタンドで給油(こっちは173円/Lだから東部よりも2円高い)、満タンにして「さわやか荘」に戻ってバイクを返却。総走行距離144.2km、ガソリン消費量3.55L、燃費は40.6km/Lだから古いバイクでもかなり走ってくれた。やっぱり信号がないからかな・・・、私の新品バイクよりも燃費イイかも。ちなみに石垣島では159円/Lくらいらしい。

さわやか荘の若女将(←最初、ヘルパーさんかと思った^_^;)に、車でペンション星の砂まで送ってもらって、ここで宿をチェックアウト。バスが来るまで時間があったので星砂の浜で時間をまた〜りと過ごし、10:52に豊原行きのバスに乗車。そして12時前に大原港に到着。ターミナル近くのお店でブルーシールのパッションフルーツアイスを食べて時間をつぶし、12:50発の八重山観光フェリーで西表島をあとにした。高速船から見る西表島は、みるみるうちに霞の影となって薄れていく。空は一面、厚い雲に覆われていた。

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石垣離島桟橋に戻って、昼食はやっぱり「さつき」。今度はゴーヤチャンプル&八重山そば定食850円を注文。ボリュームがあるしウマイ。

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そして初日にも泊まった音楽と農家の宿「ティダヌファ」に荷物を預けて、おみやげ探し。この時期はフルーツが少ないから、やっぱり今年モノの黒糖だな〜。ティダヌファに戻って昼寝し、起きたら夕食の時間。美崎町を散策してから、やっぱり向かったのは居酒屋「源」、地元の人が多い店だ。

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刺身とトーフチャンプル、生ビールを注文してお腹いっぱい。しかも代金は1,550円なのだ。石垣市街地に泊まるんだったら、こういう地元の人が行く店を選んだほうが、絶対にイイと思う。

posted by のら at 22:19| Comment(0) | TrackBack(0) | Trip-Okinawa

2008年03月09日

JTA074便の中で・・・

3月9日(日)、この旅、最後の日は、早朝から雨音に起こされた。前夜から雲が多かったけど、いよいよ大粒の雨音が聞こえてくる。朝7時半からの朝食の時には石垣ケーブルテレビの天気予報が流されているんだけど、石垣市では大雨注意報、竹富町では大雨洪水警報が発令されている。時々、ピカッと光って雷鳴が響いてくる。まるで私の旅の間だけお天気が良かったかたちになってしまった。

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帰りの荷造りをして、荷物をティダヌファに預けて、9時半から飛行機の時間までちょっと散策。この大雨だから行けるところは限られているけど、丁度よい距離のところにまだ行ったことがない石垣市立の八重山博物館がある。以前にも行ってみようと思っていたら、開館時間を過ぎていたり、休館日だったりして、入ることができなかった博物館だ。傘をさしレインウエアを着て博物館まで徒歩数分。入館料200円を払って見学だ。

外観から想像はできたけど、博物館のフロアーは1Fだけで、あまり広くはない。この小さめの博物館の中に民俗や衣装、石器や土器、農機具やサバニなどを展示しているのだから、体系的な展示は難しい。展示してあるものの解説だけだ。個人的には、文献に登場する以前の八重山の歴史や人々の生活、琉球や薩摩、中国との関係などの歴史をもっともっと知りたかったのだが、そういったものを期待している人には物足りないかも。

宿に戻って荷物を引き取り、730交差点手前でタクシーを拾って空港に向かう。こちらのタクシー料金は以前と変わらず初乗り390円のままで、空港までは870円で到着した。タクシーに乗っている間も、雨は強くなったり弱くなったりを繰り返している。これから観光する人は、大変だろう。

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そして、JTA074便に乗って宮古経由羽田空港へ。飛行機は20分遅れで石垣空港を離陸した。いま、飛行機の中で振り返って思うけど、いい旅だったなぁ・・・・、そう思う。ただ楽しかっただけじゃなくて、いろいろと島のことについて改めて考えさせられる機会になった。

島々は海に隔てられ、島ごとの独自の文化を作り出してきた。八重山の島々も、宮古や沖縄、奄美も同様だ。同じ島の中でも交通手段が限られた場所では、集落ごとに独自の文化を作り出してきた。決して生活は楽ではなかったと思うが、かつての島の衣食住は、その豊かな自然の中で完結していたのだ。

現在は交通が発達し、貨幣経済の中に巻き込まれ、島を出て行く人たちも増えるとともに、独自の文化も薄れ、失われつつある。そうした状況の中で、島々の文化は「淘汰」されてしまってよいのだろうか。豊かな自然は観光のために「消費」されるだけでいいのか。その文化の中で守るべきものはないのか。考え出せばきりがない、答えのない質問なのかもしれない。

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また必ず、西表に帰ってこよう。そして、これからもいろいろな島々に行ってみようと思う。

posted by のら at 17:31| Comment(0) | TrackBack(0) | Trip-Okinawa

2008年03月11日

防水のカメラバッグ

以前から防水のカメラバッグを探していた、・・・というのは、カヌーやカヤックに持っていく場合や、多湿多雨の地域にカメラを持っていく場合、防水性の高いカメラバッグの必要性を感じていたからだ。そんなにハードな使い方をするわけではないし、そんなに過酷な地域に行くわけじゃないけど、今回の西表島なんかは防水のカメラバッグが欲しくなる地域だ。

防水のカメラバッグと言えば、Lowepro(ロープロ)のドライゾーンが有名。確かに防水性は高いんだろうけど、安くても3.5万円以上するし、それに店頭で触ってみたけど、あの防水ジッパーの開閉の堅さは我慢ならない。コツがあるのかもしれないけど、あの開閉には相当の力がいるのだ。また、ペリカンのプロテクターケースもある。プラスティック製のボディはショックにも強そうだけど、そこまでの強度や防水性は必要はないし、値段も安くはない。それに、バッグを持ったままでのレンズ交換なども難しそう。

そんな中で私が探し当てたのは、PACIFIC OUTDOOR(パシフィックアウトドアー)サッチェルという製品だ。アウトドア用品では防水バッグ系で有名らしい?メーカーで、この「サッチェル」は中型ショルダーバッグだ。公称のサイズ:41×10×53cm、容量:21L、重量:1014g、材質にはWXtex(防水生地)・防水ジッパーを使っている。

写真は、実際に西表に持って行った時に写したものだ。色は、このオレンジのほかに黒もある。

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で、防水性の確保のために、出し入れする口をくるくる丸めて密封するタイプ。マリンスポーツなどでよくつかわれるドライバッグと同じ原理だ。そのため、下の写真を見てもわかるように、バッグが深くなるので、カメラやレンズの出し入れはどうしてもやりにくくなる。それでも、ロープロのドライゾーンのよりもはるかに使いやすいと思う。それに、バッグそのものに柔軟性があるので、収納物の多少に増減には封入口の丸め具合で対応ができるのが、とっても便利だ。

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下の写真は、手前にあるポケットの内部の写真。フェイスタオルやペン、カメラ関係の小物を入れた半透明のケースが入っている。B5程度のパンフレットが入る大きさだ。黒い部分がオーガナイザーで、フィルターを入れるのにぴったりのポケットも付いている。ただし、このポケットの防水性は低く、多少の雨なら大丈夫かもしれないが、水没したらダメ。

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下の写真は、メインコンパートメントの内部。下と左右にはクッションが付いているが、前後にはクッションは付いていない。そこで、私はカメラバッグとして使うために、エツミのクッションボックスロングを入れたのがこの写真だ。12-60mmを付けたE-3のボディと50-200mmのレンズを入れて、まだちょっと余裕はある。あとストロボのFL-50も入れることができた。もしかしたらクッションボックスのフレキシブルLのほうがいいかも。

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あと、クッションボックスとバッグの間にはまだ余裕があるので、薄めのコンピュータだったら入れることが可能だ。私はPanasonic LetsNote R4を入れて飛行機の中に持ち込んだ。ちょっとバッグが膨らみすぎの感じもあったけど、それでもバッグは頑丈にできているので大丈夫。

前述のとおり、カメラの出し入れには多少の難がある。開閉のくるくる・・・はちょっと時間がかかるし、バッグが必然的に深くなるので出し入れはめんどくさい。しかし、他の防水カメラバッグよりもずっと使いやすいし、柔軟性も高い。それに完全防水の安心感は、何物にも代えがたいという人には、一考の価値があるバッグだと思う。

で、このPACIFIC OUTDOOR(パシフィックアウトドアー)のサッチェルは、私が買った値段は6,980円。以外と安いでしょ。ひとつはこういうバッグを持っていてもよいと思う。個人的には、とってもおススメです。

posted by のら at 20:38| Comment(0) | TrackBack(0) | Photograph

2008年03月15日

アルミンク&新日本フィル

3月14日(金)の錦糸町トリフォニーホールで行われたNJP定期に行ってきた。あ〜、久々じゃ。

今日は天候不順で、昼過ぎにはお日さまが顔を出したりしたけど、大粒の雨が降ったり止んだりで、かなり変わりやすい天気。コンサートが始まる前も大雨の状態で、客席も空席がちょっと目立ってしまった。指揮者は音楽監督のアルミンク、曲目はシベリウスのヴァイオリン協奏曲とマーラーの交響曲第4番。

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まず前半は大好きなシベリウスのヴァイオリン協奏曲で、独奏はジュリアン・ラクリン。期待して聴いたんだけど、・・・・うーん、ちと期待外れ。まず問題なのは音色。音量は大きく、豊かな低音は魅力的なんだが、音色はどう考えても美しいとは言えない。あえて渋めの音色を目指したんだろうとは思うけど、音が濁ったような印象はぬぐえないのだ。何よりも音色の美しさ、多彩さを重視するワタシとしては、これはイタダケナイ。旋律の歌いまわしなどは面白かっただけに残念。でもアンコールのバッハの無伴奏サラバンドは美しい音色だったことは付け加えておきたい。

後半はマーラーの4番。もともとこの曲はマーラー特有のねちっこさや分裂性が希薄なだけに、アルミンクらしいとっても爽やかな演奏だった。オーケストラの演奏も美しく、とても丁寧に練り上げられている印象があったし、ソプラノのアルヴィア・シュヴァルツも若々しい歌声を聴かせてくれた。まぁ、マーラー好きからすると、もう少し濃密な演奏が好みという向きも多いと思うけど、4番に限ってはこういうさわやかな演奏も悪くない。個人的には満足。

で、今回はトリフォニーの1階後方にはじめて座ったなんだけど、意外と音がきれい。もちろん3階席の方が弦楽器の音が厚く、バランスが良いのは言うまでもないけど、1階席だからと言って大きな不満は感じなかった。それにステージが3階よりもはるかに見やすい。視覚を重視するか、音を重視するかは好き好きだけど、さて、来シーズンはどっちを重視しようかな。

posted by のら at 00:17| Comment(0) | TrackBack(0) | orchestra-NJP

2008年03月16日

ねころび

2月末に行ったのに、まだ写真を一枚も掲載していなかった池袋の猫カフェ「ねころび」の写真を数枚載せます。

池袋東口のサンシャイン通りにある東急ハンズの裏手にある雑居ビルの中に、この「ねころび」はある。あらかじめ地図を頭の中に入れておかないと、店を探すのにちょっと迷うかも。看板を見つけて、ビルの中のエレベータに乗って「ねころび」の部屋の前に到着。まずはお店のシステムの紹介を受ける。

この店は1時間1,200円で、自動販売機的なドリンクサーバーがあって、紙コップのドリンクはすべてフリー。店内はかなり暗くて、写真を撮るのはかなりツライ。どのくらいツライかと言うと、ISO1600、f2.8で1/8程度が精一杯。一応、Summiluxも持っていったので、f1.4でなんとか1/30程度を確保した。ホントは、このカメラでISO1600はノイジーなので避けたいんだけど、この明るさでは仕方がない(Nikon D3が欲しいな・・・爆)。このシャッタースピードでは、動いている猫を写すのは事実上、不可能に近い。そんなワケで、今回は寝ている猫の写真が多い。

この店は開店間もないということで、子猫が多いのが最大の特徴だ。

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おぃおぃ、俺の腕を枕にするのかよ・・・・(怒)。 肉球ぷにぷに。

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ホントに良く寝ているなぁ。気持ち良さそう。

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猫の数よりも、お客さんのほうが多いような感じなので、また〜り感はカールアップ・カフェの方がありそう。でも子猫の多さではこっち。おもちゃへの食いつきのよさは抜群だ。

posted by のら at 22:42| Comment(0) | TrackBack(0) | Cats

2008年03月17日

デプリースト&都響のショスタコ「1917年」

都響の常任指揮者を務めてきたデプリーストが、今月の演奏会をもって退任することになった。その、3月の演奏会の最初となったのが今日の東京文化会館のAシリーズ。会場は8割強の入りで、この会場、この曲目としてはかなりの大入りと言って良いのでは。

ハイドン:交響曲第44番「悲しみ」
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番(pf:児玉桃)
ショスタコーヴィチ:交響曲第12番「1917年」

前半は古典のプログラムで、デプリーストが就任当時、オーケストラ・ビルディングのためにこだわっていたハイドンの交響曲。弦楽器は、1stVn 12人の中規模の編成で演奏した。弦楽器が優秀な都響らしく、光沢感があり、密度の濃い音色は魅力的。モーツァルトのコンチェルトも第1・3楽章の明るさ、第2楽章の憂いがきれいに浮かび上がった好演だったけど、個人的にダントツだったのが後半のショスタコ。

デプリーストのショスタコはかねてから評価が高かったけど、今日の交響曲第12番も、その評価に違わぬ名演奏。この曲は、1917年のロシア革命を描いた標題音楽で、社会主義リアリズムを体現したかのような単純明快な音楽だ。まるで、ロシア革命の無声映画の伴奏音楽として書かれたのかと思うほどだ。ショスタコの中では評価が分かれる曲らしいけど、その音楽を聴けば一目瞭然・・・明らかにショスタコーヴィチの音楽的個性に満ち溢れている。

デプリーストはその曲を、ダイナミックかつ明晰に描いて見せた。明快なリズム感、クレシェンドに至るまでの瞬発力はダイナミックレンジを広く描き出し、1917年の革命をドラマチックに描き出す。まぁ、ショスタコ自身が1917年の革命にどのような評価をしていたのかは知るすべもないけれど、やはり彼の作曲した音楽は魅力にあふれている。そしてさらに特筆すべきは、都響の熱演だ。指揮者・オケ・選曲のすべてが高次元で昇華された名演奏。満足な一夜だった。

posted by のら at 23:16| Comment(0) | TrackBack(1) | orchestra-TMSO