2005年06月09日

ヘレヴェッヘ&ロイヤル・フランダース・フィル(初日〜3日目)

 トリフォニーホールの独自企画のヘレヴェッヘ&ロイヤル・フランダース・フィルのベートーヴェン・チクルスが6月7日から始まった。
今日で3日目の公演が終わって、1,2,3,4,6,7番の演奏が終わった。残すは2日のみ。今日までの感想を簡単に。


 結論から書くと、今のところ満足といえる演奏には出会っていない。日が進むごとに良くはなってきていて、
今日の交響曲4番と7番は3日間の中では悪くなかったと思う。でも、全体を通してみれば、指揮者のアプローチに少々、
疑問の残る演奏が続いているのである。その一番大きそうな原因は何かというと、音楽の呼吸が浅いこと。スピードの速いのは良いとしても、
ヘレヴェッヘのリズム感からはせかせかとした慌しさを感じるのである。客席で聞いていても、どうにも居心地の悪さを感じてしまうのである。
ベートーヴェンの交響曲をきちんと聞かせるには、実はリズム感が一番大事なのかもしれないが、
今回の演奏ではそのあたりが欠けているような気がするのだ。


 一方、オーケストラの能力だけど、決して悪くない。音楽のタテの線はピタリとあわせているし、管楽器のソロだって結構良い。しかし、
弦楽器の中ではヴァイオリンの音が細く、全体の中に埋没してしまうことが多い。音色的には、何だか不思議な統一感・・・
というか不統一感を持っていて、何だか、良いオケなのか、それともイマイチなんだか、評価が下しにくいオケである。


 私は明日のチクルスは都合により行けないので、次は日曜日の「第九」を聴きに行く予定である。

posted by のら at 23:33| Comment(0) | orchestra